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ラパ・ヌイ国立公園 Rapa Nui National Park  学校 Escuela

学校 Escuela

島に唯一ある学校がここ。一校で、幼稚園、小学校、中学校、高校、職業訓練校までを兼ねているというスーパースクール。しかし当然ながら教室が足りないため、授業は午前と午後に分けて行われるとのことです。ここでは島固有の言語「ラパヌイ語」の授業もあるそうです。しかしチリ本国から来た人達の会話はスペイン語。当然子ども達同士の間でもスペイン語が「共通語」として使われていきますので、結果的にラパヌイ語を話す人たちがどんどん減っていくということになっているそうです。
 いろいろ調べていくと、どうやら島の観光業などで成功した家庭の子は、ここに通わずサンチアゴの高校などに、下宿などして通う子どももいるとのこと。また、現在のイースター島の抱えている問題の一つが「若年齢の出産」だそうです。つまり四方を海に囲まれているここでは、若者にとって大した娯楽もなく(ゲームセンターや、ディスコ、レンタルビデオ店などもあることはあるが)、最大の関心事が「恋愛」になってしまうことらしい。そしてその結果、10代で子どもを生んでしまう女性が大変多くなってしまっている、という問題があるとのことです。

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