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ボリビアの世界遺産

 


ウユニ塩湖の動画を作ってみました

ショートエッセイ【ボリビアの日本車】
ボリビアは貧しい国が多い南米の中でも、群を抜いて貧しい国です。「最大の産業は鉱物資源の輸出だが、数十年前のあるとき買い取り価格が暴落して国内経済が一気に悪化してしまった。職を失った多くの人は仕事を求め、最大都市ラ・パスに大挙して訪れたが住むところさえ無く、仕方なく空港周辺の高い土地に貧相な家を建てて住み始めた。それが現在はエル・アルト(El Alto:高所の意味)という大きな町になっている」と、ボリビア人のマルコさんが語ってくれました。
日本人としてボリビアで気になったのは「日本車」です。いまや全世界に日本車があるのは周知の事実ですが、ボリビアの車は「99.999%日本の中古車を輸入して来ている」という事実があります。南米で言えばペルーもウルグアイもエクアドルも日本の中古車は多数ありますが、本当にほとんど全て日本の中古車で国が成り立っているのは(自分が見た限り)ボリビアが随一です。聞けば国内に自動車工場はないとのこと。部品を作る工場すら存在しないと先出のマルコさんは言い切りました。日本車を輸入して困るのが、ハンドルの位置。右ハンドルのまま走らせることは法律上できないので改造の必要が出てくるのですが、それをここボリビアでは「町の自動車修理屋」で直しているのだそうです。そのため、時にはものすごい状態で走っている車を見かけます。ワイパーが反対なのは当然として、パワーウインドースイッチが全て助手席にあることもザラ。すごいのはメーター類を一切直さないでハンドルとペダル類のみ左にした車さえありました。
でも、そこまでして日本車を使ってくれる姿は、日本人として有り難くさえ感じました。日本人が「車検だから」「10万km超えたから」と言って売り払ってしまう車たちも、実は地球のどこかで今日も動いていることが多いことをボリビアの車たちは教えてくれました。

ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地
Tiwanaku: Spiritual and Political Centre of the Tiwanaku Culture

 

【世界遺産登録外】ウユニ塩湖 【Non Registration site】Salar de Uyuni