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ラパ・ヌイ国立公園 Rapa Nui National Park   アフ アキヴィのモアイ

ラノララク RANORARAKU  のモアイ

 イースター島最大の火山にして、モアイの製造工場とも言える非常に重要な山が、ここラノララク。ラフな地図で恐縮ですが、この山は多分これで十分歩けます。上が北の方向、下がアフ ハンガテなどのある海方面。(詳しくは詳細地図を見てください)。黒い点が主なモアイの位置ですが、とにかく390体と言われるモアイはあちらこちらに立っているため、この点はあくまでも目安です。赤い線は一般的な周回ルート。団体客を連れているツアーのお兄さんがいたので、いろいろ聞いてみましたがこのルートが一般的とのことです。でも、小さな山なのでどう通っても十分楽しめます。「入り口」というのは、ホテルのツアー、レンタカー、また自転車で来ようが、とにかく最初に着く場所。ここには簡易トイレと、解説版があります。そこから真っ直ぐ進み、左手に行くとあちらこちらにモアイが倒れています。登りながらどんどん進むと切れ目があり、山の内側に出られる道があります。ここまで入り口から20〜30分。年輩の方や、運動が嫌いな人以外はあっという間についてしまうと思われます。それからは、山頂に登るのもよし、湖の畔で一休みするのも良し。山頂からは雄大なイースター島の全景、そして限りなく広い海が見渡せます。絶海の孤島にいることを満喫できる瞬間です。
【ラノララク RANORARAKU  のモアイ】
「イースター島」といえばこのイメージ、という方も多いのでは。この場所がラノララク山で、右側のモアイが島で最大と言われるピロピロと呼ばれるモアイです。
【ラノララク RANORARAKU  のモアイ】
ちょっと見にくいですが山の入り口にあったマップです。モアイのある場所と、歩いていく道順(モデルコース)が描かれています。
【ラノララク RANORARAKU  のモアイ】
山とモアイの説明が書かれています。しかも英語。
【ラノララク RANORARAKU  のモアイ】
細かな説明も書かれています。なんて有意義な説明板でしょう!
【ラノララク RANORARAKU  のモアイ】
モアイを見ていて感じたことが、どのモアイも一つ一つ丁寧に作り上げたという”職人の思い”。だから「モアイは宇宙人が作った」なんて話はやはり嘘で、一彫り一彫り気持ちを込めて丁寧に確実に彫ったということを感じます。
【ラノララク RANORARAKU  のモアイ】
土の上だけでなく、いたるところにこんな感じにモアイがいます。
【ラノララク RANORARAKU  のモアイ】
なんとも言えない風景。
【ラノララク RANORARAKU  のモアイ】
石切り場の様子です。
【ラノララク RANORARAKU  のモアイ】
石切り場です。 岩が大きく彫られいるところはたいていモアイを切り出した跡か、切り出す最中の現場になっています。この場所にも巨大なモアイが完成間近で横たわっていました。
【トゥリトゥリ】
このラノララクで決して見逃して欲しくないモアイがこの、トゥリトゥリと呼ばれるモアイ。よーく見ると足がついています。しかも座っています。良く見ると顔の形もちょっと変です。
【トゥリトゥリ】
実はこのモアイ、ノルウェ−の考古学者ヘイエルダールが土中から掘り出して設置したものです。かなり初期のモアイですが、土の中にあったので劣化が少ないとのこと。
【トゥリトゥリ】
これに関して何かの本(英文)を読んでいたら「膝まづいている」と解説されていましたが、日本人的にはどう見ても「正座している」としか思えません。おしりの線も、足の形もしっかりしています。ポリネシアの他の地域の偶像との類似性が指摘されているとのことですが、それがこの像とどうつながるのか、細かいことは何も分かっていないとのこと。
【ラノララク RANORARAKU  のモアイ】
さすがにここだけで390体、島のモアイの40%があるだけあって、至る所にモアイが転がっています。まさに「放置」「途中放棄」したという感じを受けます。
【ラノララク RANORARAKU  のモアイ】
顔の形がしっかりしていて、顎が出ている後期のモアイの形です。
【ラノララク RANORARAKU  のモアイ】
これがピロピロと呼ばれるイースター島最大のモアイです。肩から下は埋まっているだけで掘り返してみるとちゃんと作ってあるとのこと。
【ラノララク RANORARAKU  のモアイ】
ピロピロの雄姿。高さ21.6m。まわりと比べてもダントツにデカイです。顔だけでも4mはありそうです。
【ラノララク RANORARAKU  のモアイ】
写真で見ると規則的に並んでいそうですが、実際にはバラバラに並んでいます。ここにも、あそこにもと言う感じでどれを見たのか、見てないのか迷ってしまうほど。
【ラノララク RANORARAKU  のモアイ】
首がしっかりしていて顎が出ている後期のモアイ。こうしたモアイも掘り出してみると全てができあがっているとのこと。
【ラノララク RANORARAKU  のモアイ】
こういった顔だけ出ているモアイもあります。顔の形から言ってかなり初期のモアイのような気がします。
【ラノララク RANORARAKU  のモアイ】
雄大な山とモアイ。
【ラノララク RANORARAKU  のモアイ】
ラノララク山は火山で内側はカルデラ湖になっていますが、その内側にもモアイが多数存在しています。黒く点々と見えるのが全てモアイ。山の内側にあるモアイは大型のものも多く、その大きさ故、「切り出してアフに建てる目的で作られたのではない」。という意見もあるとのこと。
【ラノララク RANORARAKU  のモアイ】
カルデラ湖とモアイ。不思議な光景です。
【石切り場】
至る所に切り出した現場があって山の形が確実に変わっていました。800年間も作り続けたのだから、この程度変わったとしても頷けるがすごい労力だと感じます。
【石切り場】
ああ、もうすぐ完成だというのに、放置されているモアイ。こうした現場を見てみるとモアイをどの様に作ったかよく分かるのですが、同時に、まるで石の棺に入れられている仏像のようにも思ってしまいました。実際に信仰の対象だったのだから、仏像と思ってもそれほどかけ離れてはいないかもしれませんが・・・。
【山の頂上】
尾根の一番上にもモアイを切り出そうとしている現場がありました。ほとんどできあがっているのに・・・という気持ちになります。それにしてもこのあと、急斜面をどうやって下ろすつもりだったのか気になって仕方がないです。

 

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