トップ > 南北アメリカの世界遺産 > チリの世界遺産 > ラパ・ヌイ国立公園 (イースター島 Easter Island) イースター島博物館 MUSEO

ラパ・ヌイ国立公園 Rapa Nui National Park  イースター島博物館 MUSEO

イースター島博物館 MUSEO

イースター島には一つだけ博物館があります。広さこそ大したことありませんが、展示されているものの意義はものすごく大きなものです。とにかく「世界でここにしかないもの」がいくつもあるからです。最大の見物は「モアイの目」。そして世界に20枚しか残っていないと言われる「コハウ・ロンゴ・ロンゴ」。フラッシュを使わなければ撮影はOK。関連書籍やお土産も売っているショップもあります。ただし、解説は全てスペイン語です。
【イースター島博物館 MUSEO 博物館全景】
チケット売り場と駐車場から見た博物館本体の図。左側の大きな屋根が展示室、右側はお土産品、ビデオ鑑賞コーナーになっている。この一階平屋建てが博物館の全て。一般的な大きな「博物館」を想像してはいけません。でもこの島にとっては立派すぎる建物です。
【イースター島博物館 MUSEO モアイを造った石器】
モアイを切り出す道具は、実はただの石器だったとのこと。金属が採取できないこの島で最も鋭く、最も使いやすいものは黒曜石でした。この島の黒曜石の産地はオリト山と言われています。
【イースター島博物館 MUSEO コハウ・ロンゴ・ロンゴ】
これが大変貴重なロンゴロンゴ文字が刻まれている板。キリスト教の移入、そして本土からの引揚者の持ち込んだ病気により話者も死に絶え、もはや解読不可能とも言われている言葉です。
【イースター島博物館 MUSEO モアイの目】
まさにここにしかない展示物。必見です。
【イースター島博物館 MUSEO モアイ・カヴァ・カヴァ】 
この木製の小さな人形がモアイ・カヴァ・カヴァです。「昔、ある酋長が、岩の上に2つの精霊が眠っているのを見た。これはまずいものを見たと思った酋長はすぐに逃げ出したが精霊に捕まり、何を見たかと尋ねられた。何度尋ねられても酋長は何も見ていないと言うと、ふっと精霊は姿を消したという。酋長はすぐに村へ帰り、石に今見た精霊の姿を刻みつけた。それが、モアイ・カヴア・カヴァである」。つまりこれは何かの霊魂を表した守り神のようなもの。土産物屋でも、これをまねたものが多数売られています。
【正面にあった看板】
高さ50cmほどの石にペンキ書きされた「MUSEO」の文字。
この島だからこれでいいのかな。
【アフの構造】
アフ タハイの解説がされています。アフの構造とその作り方が丁寧に図で表されています。
【モアイの目】
世界でここにしかない、大変貴重なモアイの目。よく海外の「○○展」などに運ばれていくため、展示してないときも多いとのこと。幅35cm、高さ15cm、厚さ6cmの白色の珊瑚の中に、赤色凝灰岩が埋め込まれています。かつては瞳に黒色の黒曜石も使われていたらしいです。この目は1978年2月、アフナウナウの発掘をしていた島の考古学者、セルジオ・ラプ氏よって偶然発見されたもの。なぜそれまで目が発見されなかったかというと、目はマナ(超自然力)が宿る場所と考えられており、フリモアイ(モアイ倒し戦争)の時、一番最初に破壊されたのではないか、と考えられているからです。
【モアイの目】
確かに・・・。マナが宿ると言われても納得してしまうほど、何かを感じてしまいます。
【営業時間と料金 営業時間】
火曜日から金曜日・・・9:30〜12:30 14:00〜17:30
土日祝祭日・・・・・9:30〜12:30
月曜日・・・・・・・・・・定休日
料金 
大人  $1000
子ども  $500
乳幼児  無料

 

南北アメリカの世界遺産