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レンタカー実践例 ヨルダン で プジョー 301 を借りてみた        

 

ヨルダンって?
ヨルダン・ハシミテ王国 المملكة الأردنيّة الهاشميّة  Hashemite Kingdom of Jordan。どんな国だと思われるでしょうか?中東のイスラエルの隣にあり、「ヨルダン川西岸の武力衝突」だの「和平交渉」だのどうしても危険でマズそうなイメージがあるかもしれません。でも行ってみると、穏やかで、人は優しく、親日的でさえあると思いました。
日本人がヨルダンでレンタカーを借りることは?
一言でいうと「全く問題なし」と感じます。日本で取得できる国際運転免許証で問題なく借りられますし、日本人だからと言って車を借りたり、運転したりで差別されるとか、嫌われる雰囲気は全くありません。むしろ日本の企業人のおかげで日本製品、とくに日本車に対するプラスイメージをもって下さる方も多く、結果的に日本に対して良いイメージを持ってくれている方がとても多い気がします。北アフリカ諸国のように「外国語と言ったらフランス語」ではなく、英語もそこそこ通じる世界でした。Google mapが使えますので、ヨルダンでも使えるモバイルルーターを持っていけばスマホ一つでナビになります。
「検問」が
あります
ヨルダンを走っていて、過ごし気になるのが「検問」です。幹線道路には、かなりの頻度で検問所があります。しかもかなりの頻度で警察の方が立っていて、ランダム?に車をとめています。まぁ、お隣があの「イスラエル」ですので、神経質になる国情はよくわかります。よって例えば1日走っていると20か所ぐらいは検問所を超え、そのうちの10か所ぐらいには警官がたっていて、そのうちの4回ぐらいは実際に停められる、という感じです。これらの検問は日本のような国からすると、十分厳戒態勢ですが、イスラエルに比べると検問の頻度といい、国境警備と言いかなりユルく、逆に「大丈夫?」と思ってしまうような代物ですが、とにかくここを走る場合は検問がある、と思いください。 さて、実際の検問の様子ですが、こんな感じです。
警官に「路肩に停まって」とてて指示され停車し、窓を開けました。
「السَّلامُ عَلَيكُم アッサラーム・アライクム:こんにちは」と、自分が知っている最大限のアラビア語で あいさつをし、パスポートと運転免許証、そして車にある車検証を見せようとすると 「・・・GO!」と言われました。「え?」と聞き返す暇もなく、再び「・・GO!」と言い、車から去っていきました。
思うに外国人、特に日本人に関しては完全フリーパスのような扱いでした。イスラエルが見えている死海沿いの幹線道路には、もっともっと厳重な、まるで国境のような検問所もあったのですが、そこではさすがにパスポートを見せましたが「おお、日本だ」「ようこそ」「死海にいくのかい?」と3人で雑談をしていた警備員はみんな笑顔で送り出してくれました。他の場所でも、日本人とわかるととても歓迎してくれました。正直言ってとても親日的な国だと感じます。よって検問が多数あっても、普通の態度をしている限り、なんの心配もありません。
今回の
大きなトラブル
後述もしていますが、今回の車には問題がありました。空港で借り出し、乗っていこうと準備をしていたとき、DC12Vの電源出力が切れていたのです。自分の車ではめったに切れたことがないのに、なぜか「外国でのレンタカーあるある」の一つで(自分は3回目なのですが)「ああ、またヒューズが切れたんだろう」と思っていましたが、借り出し対応をしてくれたレンタカー屋の兄さんに言っても、「おれ、こういうのわかんない」と言います。このソケットなしで出発することも考えましたが、電子機器を超多量に使用する自分です。しかも今回はナビをスマホ+モバイルルーターで用意していますので、やはりDC12V出力は絶対に必要なものでした。日本ならば最悪の場合、ホームセンターかカー用品店に行って、小さなバッテリーを買ってしまえばいいかもしれませんが、ヨルダンでそんなものがわかるはずがありません。
仕方ないので「じゃあ、自分が見てみるから手伝って」と彼に頼み、ボンネットとグローブボックス下のヒューズボックスを開けてみました。彼にはマニュアル探してもらったのですが、アラビア語と英語で書いてある取扱説明書には、図で示されているヒューズボックスの回路図と、実物が全く違っていて、よくわかりません。手元に工具もなく、断線チェックすらかなり大変でした。そうこうしているうちにおにいさんがどこかに電話をし、結局、車ごとどこかに移動して直すことにしました。空港からものすごくすっ飛ばして10分。かれらの修理工場のようなところに行き、メカニックが出てきてくれて直してくれました。
多少時間はかかってしまいましたが、いろいろな人たちと車の話、ヨルダンの話ができてとても有意義な時間を過ごせました。
ヨルダンの
運転中に
気を付けること
修理に関係してレンタカー屋の若いお兄さん達と、ヨルダンの交通事情について盛り上がりました。かなり軽~い感じの素敵な方々でしたが、教えてもらった「ヨルダンの運転で気を付けること」は以下の通りです。
①これはOK「クラクションを自由にならしても良い」(ほんとっぽい)
②これはOK「好きなところに駐車してOK」(そもそも人口密度が・・)
③これはOK「窓からごみを捨ててもOK」(道徳的に絶対にイヤだけど)
④これは50%の確率で警察に捕まるよ「運転中のケータイ」(そりゃそうだ)
⓹これは50%の確率で警察に捕まるよ「シートベルト」(そりゃそうだ)
⑥心配ないこと「警察に停められること」 (え?ほんと?)
⑦これは運次第「スピード違反」「運が悪いと捕まるけどよほどでないと大丈夫。ただし道がデコボコしているうえ、急にでてくるものも多いから、運が悪いと自分が事故るよ。」(確かに)
・・・・かなり身勝手な交通ルールの守り方ではありますが、周りの運転を見ているとあながち外れていないような気もしました。

空港からの借り出し  استئجار سيارة من المطار
ここが借り出し地の、ヨルダンの首都、アンマン国際空港 。正確にはQueen Alia International Airport クィーンアリア国際空港と言います。一国の首都の空港ですが空港自体はそんなに大きくありません。超厳格な隣国イスラエルの空港と比べると、非常にのんびりとした穏やかな雰囲気の空港です。
空港ロビーを出て左側の奥がレンタカーオフィス。欧米の主要な会社がそろっています。今回はEuropcarで借りてみました。
「お前の車、プジョー301で予約してあるけど、アップグレードしておいたから」
「なんの車ですか?」「マツダ8だ」「・・・え? プジョーがいいんですけど」
「なんだって?プジョーより上のランクだぞ。それにお前、日本人なら日本車の方がいいだろ?」「・・でもプジョーがいいです」「分かった。じゃ15分待ってくれ」・・ということで、マツダ8を提示されましたが、わざわざプジョー301にしてもらいました。よって、この待ち時間を利用し、今日のホテルをネットで探し、予約をして、軽食を買って車の準備を待つことにしました。
今回の車 プジョー Peugeot 301  هذا هو بيجو 301
今回の車はプジョー301。でも、ヨーロッパ車に詳しい方でも「ん?301なんて聞いたことないぞ」と思う方は多いと思います。そうなんです。日本はもちろん、いわゆる先進国では絶対走っていない車、それがプジョー301です。
プジョーは2002年から車名命名規則を改め、最後の数字については、ヨーロッパ向けの主力車種に「8」を、新興国市場向けの車種には「1」を適用することにしました。この301はそれが適用された最初の車種です。
同じグループ、シトロエンからもボディシェルを共有する姉妹車があります。シトロエン・C-エリゼ  Citroën C-Elysée といい、やはり日本では見かけることはない車種です。
PSA PF1 platformという、グループ共有のプラットフォームを使用しています。
おそらく同様のものを使っているのは、Peugeot 207、 Peugeot 208
Citroën C3 (2009) Citroën DS3 あたりでしょうか?
でも、リアの表情が見る高さによって違うことに気づきました。実用一辺倒の日本車ではあまりこういった造形をしない気がします。
最初の組み立てはスペインでしたが、その後、中国の武漢、イランのテヘラン、そしてナイジェリアなどでも生産しているそうです。この車の生産国はわかりませんでしたが、テヘランかナイジェリア製ではないかと想像します。
データ的には0から100 km / hまで15.9秒で加速し、160 km / hの最高速度だそうな。でも、ヨルダンのように砂漠が主体の国では、160km/hなんで出す場面も出てくるので、ぎりぎりの性能です・・。
インパネは、とてもシンプル。やはり新興国向けということで、ディスプレイや新機能を満載、という訳ではないですが、必要にして十分なものです。
4速AT。ただし、シフトの造形は良く、コストをかけたつくりになっています。
何とも言えない不思議な造形・・・。
パワーウインドースイッチが真ん中に集中されています。真ん中はドリンクホルダー。
エンジンルーム、かなり汚れていますが、 エンジンは、ガソリン1.6 L TU5 直列4気筒。 114 bhp (85 kW; 116 PS) 。ボディサイズに対し少々非力かも・・。
タイヤはなんとブリヂストン。日本でも新車装着用に使われているECOPIAです。EP25というエコピア系でも小型用のトレッドパターンのタイヤでした。
カーナビは、最近の定番。スマホ+海外(レンタル)モバイルルータ。設置も簡単。安全・確実で一度使ってしまうと手放せません。
これがナンバー。緑はイスラムの緑かなあ・・。
新興国向け車種、ということでエンタメ機器は弱めです。「Bluetoothで飛ばす」なんて当然無理ですが、探してみると、DC12Vの出力の近くに怪しいキャップが
フタを開けてみるとUSBの入り口と3.5mmステレオジャックらしい穴が見つかりました。
そんな状況でも音楽が聴けるように様々な機器を用意してきたワタシ。この場合は(最近使ったためしがない)iPodをつなげてみました。訳に立つこともあるもんだ。

 

借り出し時に トラブル発生!  تحدث مشكلة عند التأجير!
実は借り出し時にそれなりのトラブルがありました。MAZDA8を断って、無事301を持ってきてもらって乗り出そうとしたことき、シガーライターのDC12V出力が来ていないことに気が付いたのです。普通の場合なら、まったく問題ないことですが、数日これに乗って見たこともない国を回ろうとする自分にとって、電源が供給できない=スマホやルータの電源が取れないというのは致命的です。そこで、すぐにカウンターに戻り、状況を話しました。車自体は問題なく動いている中での通電なし、なので経験から「ボンネット内かグローブボックス下のヒューズが切れている」と判断し、レンタカー屋の若い兄ちゃんに話しました。「これ、ヒューズが切れていると思うんだけど・・」「・・・え?それ何?」「だからグローブボックス内のヒューズをチェックすればいいと思うよ?」「・・・・・?」「もしかしてわからない?」「・・・マジで?じゃあ、俺わかるかもしれないからマニュアル出して」「分かった」
というわけで客である自分がレンタカー屋の兄ちゃんに指示を出すという訳の分からない構図の中、空港の駐車場でボンネットを開けて悩むこと10分。アラビア語と英語とフランス語のマニュアルに乗っている図と、実際のヒューズの形状が違うこともあり、困り始めたとき、彼がどこかに電話を始めました。そしてさらに試行錯誤の中の10分。一台の車がきました。
このシトロエンC4で表れたのは、兄ちゃんの友人、というよりこのレンタカー会社の整備担当の兄ちゃんでした。「ここから10分だから一緒に来て」という彼に誘われ、車で移動してきたのはこんな場所です。
ん?ここはどこなんだろう?洗車場?と思ったら、ここがレンタカー会社の整備場でした。「屋外なんかい!」って感じです。
早速別の兄ちゃんがやってきて、作業開始です。さすが本職、詳細を言わなくてもわかっている感じです。
その間、待っているしかない自分は、おしゃべりをしながら、周りの様子を見ていました。
・・・作業は続きます。
まだ、やっていただいています。
周りをよく見ると、ここは全体の修理工場みたいですね。
かと思ったら、新車プールでもありました。こういったことを手広くやっている会社、ということでしょうか?
そうこうしているうちに、無事終了しました。ちょっと時間はかかってしまったトラブルでしたが、その分、いろいろな人と、たくさんの無駄話もできてとても有意義な時間でした。
たくさんお礼を言って、車に乗りました。さあ、ヨルダンの旅、出発です!

 

外国へつながる道 الطريق المؤدي إلى دول أجنبية
ヨルダンはイスラエル、パレスチナ暫定自治区、サウジアラビア、イラク、シリアと隣接しています。外国への国境につながる道を紹介します
アンマンから、イラクのバクダッドをまっすぐ結ぶ国道40号にて。イラクまで300km、サウジアラビアまで100kmの場所です。
ヨルダン最南部、紅海沿いの街アクバAqubaにて。サウジアラビア国境まで10kmの地点です。
上と同じアクバの街にて。ここはヨルダン屈指の港湾都市、商業都市、そしてリゾート地です。
アクバの街です。ちなみに奥に見える土地はエジプト。そして右側はイスラエル。地図を見ていただくとわかるのですが、紅海の最深部のこの場所は、エジプト、イスラエル、ヨルダン、サウジアラビアがみんな近づいて存在しています。
サウジアラビア国境検問所の入り口。これ以上は制限がかかっていて近づけませんでした。
イラクへ通じる国道40号。
同じ国道40号。走っているのはイラクナンバーのトラック。ここから250km行くとイラクです。日本で250kmって大変そうですが、基本は砂漠ですので、乗用車なら2時間ちょっとで着く距離です。
同じく国道40号の様子。
イラクまで300kmってあります
この車もイラクナンバー。イラクって、どうしても戦争やテロのイメージがありますが、当たり前ですが、そこにもいつもの営みがあることを感じます。
パレスチナとの国境、キングフセイン橋への標識。エルサレムから最短ルートでアンマンまで結んでいるわずか60km道のりの国境がこの橋です。1963年の第三次中東戦争でイスラエルに奪われ、現在も実行支配している場所ですので、ヨルダンはここを国境と認めていません。よって向こうから来るときは事前にヨルダンビザを持っていないと入国させてくれない、という事情を抱える橋です。
ヨルダンのお店 متجر الأردن
アンマンからペトラへ向かう、国道15線号沿い、なかなか商店がなかったのですが、こんなお店が出てきたので寄ってみました。
商品がたくさん・・。
やはり水は不可欠。
レジ回り・・。よく見ると乾き物しかないのですが、こういう商店なのですね。
でも、コーヒーはありましたので頼んでみました。粉を入れ、直火で温める中東独自のやり方・・かもしれません。濃厚でとても美味しいです。
死海近くを通る国道65号線には、こんな野菜地帯がありました。
こういった露店で野菜を売る店がたくさん出てきます。灌漑施設が整っている、ということですね。
トマト・・・だ。
豊かに野菜が実る場所。油田がないヨルダンですので、これらも貴重な産業です

 

ヨルダンの道路標識 علامة طريق الأردن
スピード制限の標識です。大型90km/h 小型100km/h。
でも実際には120km/hでもあおられます。 140km/hで、普通のような感じ。
同じく速度制限の標識です。片側1車線であっても、こんな感じ。
市街地の入り口にある道路上の段差です。ヨーロッパや南米にはよくある「スピードを抑制するための実力装置」で、道路が一部、かまぼこのように盛り上げっていて、そのまま走ると「ドカン!」と車に大打撃を与えます。
あと何キロかの標識。アラビア語の下の英語表記がありがたいです。
何キロおきかにある、ガソリンなどの表示。要するに、ちいさなコンビニのようなものを含めたガソリンスタンドがあるよ、の表示。
死海まで
農業組合・・・かな?
これは会社の看板ですね。

 

死海へ行こう! دعنا نذهب إلى البحر الميت
おそらく旅人がヨルダンを訪れるとすれば、ペトラ遺跡が主な目的でしょう。アンマンからペトラ遺跡までの道も雄大で走っていてとても素晴らしいのですが、ここではヨルダンの雰囲気をつかんでもらうため、あえて、別ルートを紹介します。紅海に接する南部の港街アクバ(Aquba)から死海(首都アンマンからは車で1時間足らず)までの北に上がるルートで紹介します。

ここが目的地の死海。どこまも青く、、でも不気味な海です。対岸の山はパレスチナ暫定政府の管轄ではあるもののイスラエルが実効支配している所です。
(この数日前、イスラエル側の死海も爆走しました。詳しくはここ。)
さて、紅海沿いの港町、アクバの交差点から。この道をまっすぐ行くとアンマンまでの砂漠を行く道。ここを左に曲がると死海経由の道です。今回は左に曲がります。(砂漠ルートは昨日走ってきました)
都市部にはこんなきれいなヤシが植えてあります。まわりが砂漠なのになぜ?・・と思いますが、ここにヨルダンならではの工夫があります。
これがその工夫。下の薄い紫のホースが見えますでしょうか?これは植物に水を供給するホース。こうやって人工的に水を与えるしくみをつくっているのです。
さて、さて・・・街を離れるとこんな風景の連続です。
おおおおお!!!!っと叫んでも、ロードノイズしか聞こえません!!
すっごく気持ちいいです!!
それにしても雄大な風景。先行車も後行車も、対向車もいません!!!
ちょっと路肩に停めてみました。
周りは乾燥地帯。まぁ、一種の砂漠です。ガソリンがあり、車が壊れなければ、いつまでもいつまでも走って行ける道。
・・・と思いきや現実に戻しますと、実は左側の山はイスラエル領。つまり実はここが国境地帯で、この山との間に国境線があり、この道はヨルダン領の最東端にあたります。原則的にこの道から左側には一歩も入れないようになっています。
見えるでしょうか?奥にある近代的な建物群。おそらくイスラエル空軍の基地だと思います。ということは国境は思ったよりも手前で、すぐ近くなのでしょう。
ちなみにイスラエルの空軍基地を監視するヨルダン軍の見張り台。おいおいおいこんなもんで大丈夫か?とつっこみたくなるレベル。
道行く街の様子もみていきますね。この道、基本は荒涼地帯ですが、時折、町がでてきます。かわいいイスラム教モスクのミナレット(尖塔)が目印です。
そうそう、この道を走る大敵がもう一つ。熱く荒涼とした土地なのでタイヤがバーストしてしまうようです。写真のようなタイヤが破裂した残骸がかなりの数ありました。
おおお、山が近づいていきました。ペトラもこういった岩山を利用して街を作っています。
こんな集落がある場合もあります。左の赤い看板は消防署への案内です。
町が近づいてきました・・。
・・・かと思ったらまた広い砂の平原です・・・
左側はずっとイスラエル。向こうから見ると、ヨルダン川は大きな山のふもと見えるはずです。
死海に近づいてきました。死海は標高マイナス430m !! ですので、確実に厚くなってきています。
おおお、これが死海です。向こうに見えるのはイスラエル。
死海のほとり近くにはたくさんの化学工場がありました。ヨルダンの大切な産業の一つ、死海の成分を使った肥料工場のようです。そして、その肥料の主要輸出国の一つが日本・・。おおお、こんな遠い場所からも日本はお世話になっているんだ、といろいろ考えてしまいます。
首都アンマンまで、50kmぐらい。ヨルダンの感覚でいえば「すぐそこ」です

 

夜のドライブ القيادة الليلية
ペトラ遺跡を見ていたら、ハプニングがあり、ペトラからの出発が遅れてしまいました。その結果、真っ暗な道を150kmhほど走ることになりました。
別に夜のドライブが嫌いなわけでもありません。知らない道を100km以上突っ走るのに抵抗があるわけではないのですが、それ以上に「おいおい」と思うことがありました。実はこの301君、右側のヘッドライトが切れていたのです。
普段であれば、日本であれば、それほど苦にならいでしょう。でも、ヨルダンの道路は基本的に照明がありません。よって自分のライトだけが頼りの中、それなりに不満を抱えながら、走っていきました。いい経験と言えばいい経験ですけど、外国人が、全く知らない道を、150kmの道を100km/h以上のスピードで、片目の車で暗闇の中を爆走していくのは、そこそこチャレンジャーの雰囲気です。
車内オーディオにiPodがつながっているのがせめてもの救い。スマホに音楽を流させると、ナビが使いにくくなりますので、物理的に分けるのが正解です。
そうそう、途中、何回かお店に寄ってみました。店員さんがあの、濃いコーヒーを入れてくれました。「美味しいです」と言ったら、「豆もあるよ」と言われましたが、まだ荷物を増やしたくなかったので泣く泣く諦めました。

 

ガソリンスタンドにて في محطة الوقود
夜中のドライブをしていて、ガソリンが心配になったので、出てきたガソリンスタンドに入ってみました。入ったのはMANASEER(گروه مناصیر:マナシー)。ヨルダンのエネルギー、鉄鋼、コンクリートなどの大きなグループ会社。ヨルダンで最初にガソリンスタンドのチェーンを展開した会社です。
使いかたは簡単。給油キャップを開け、給油機近くのおじさんに、ガソリンの種類と量と支払方法を言うだけ。
19.34Lで、15JOD(ヨルダンディナール)。約2300円。1Lあたり、119円と日本よりやや安い程度。実はヨルダンは中東に位置しているけれど、産油国ではなく経済基盤が弱い国です。この下に風力発電の写真がでてきますが、エネルギー輸入依存度を下げようという取り組みがされている国です。
いくつかガソリン販売の系列があります。これもMANASEER گروه مناصیر。昼間にみるとこんな感じのデザインです。
別のガソリンスタンドチェーン、JO Petrol 。正式にはJordan Petroleum Refinery Company شركة مصفاة البترول الأردنية 。ヨルダンで唯一石油精製施設を持っている会社とのこと。ただし、原油は近隣からの輸入です。
JO Petrol شركة مصفاة البترول الأردنية  に行ってみましょう。
この店もやはりフルサービスでした。ヨルダンのガソリンスタンドは、基本フルサービスのようです。
さてさて、おいくら??

35.27Lで27.33JOD。約4200円。やはり1Lあたり119円です。 価格統制がよくできている国ですね。

こんな感じで値段の表示が出ています。
アンマン市内の小さなホームセンター駐車場にて。電気自動車専用充電器がありました。しかもこのトヨタ車は何?日本未発売の三代目RAV4?のEV? お恥ずかしながら、よくわかりません。

 

ヨルダンの道路から見える風景 من الطريق في الاردن
アンマン近郊にて。なにやら道をふさいでいるのですが・・・
羊さんたちでした
死海の近くにいたのはラクダ
羊飼いの少年が、幹線道路を渡っています。
羊の様子はかなりの頻度で見ました。
途上国あるある。ごみのようなものが路肩にある。
道で野菜を売っています。
よくある村の風景。
砂漠の中に家がある場合。
ペトラの遺跡近郊の街です。
山間の都市の様子。
砂漠にある山地の山間の村。
上の写真はこんな感じで撮りました。
巨大な風力発電機が大量にありました。
それにしても車の密度の少なさ、半端ないです。
こんな感じの道路がたくさん続きます。
そうそう、特筆すべきこととしてヨルダンは「舗装の質が良くないです」。工事の施工方法が悪いのか、道路をつくる部材の材質(工事現場での通称:合材)の質が悪いのかわかりませんが(多分、その両方です)、とにかく舗装はデコボコです。
一車線しかない幹線道路も多いのですが、超大型車が国境を越えてものを運んでいます。そうした場合、申し訳ないのですが追い越させていただきます。
・・ひろいひろい大地・・・
どこまでもまっすぐ。どこまでも青い空。
・・・日本が決して狭いわけではありませんが・・・。
空の青さがまぶしい・・・。
地球の雄大さをしみじみと感じてしまいます。
ヨルダンドライブ。もしよかったらぜひ。

 

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