マチュ・ピチュの歴史保護区 Historic Sanctuary of Machu Picchu
農業地区 agricultual area
一つの都市として、自給自足を行っていたマチュピチュでは、当然食料生産も行われていました。その農業地区が今も整然と残っています。
几帳面なインカ人の性格が良く出ていて、正確に測量されたのでしょう、水路の作りも、水平の出し方も、完璧といえる作りをしています。
ここで栽培されたのは、ジャガイモ、トウモロコシ、ユカ、キノア、コカの葉など総計200種類もの植物が植えられていたとのことです。
段々畑(Andenes)はそれを作るのも、生産するのも、維持をするのも大変なものです。しかし数千人から1万人まで住めたというこの都市の胃袋を養っていくためには、急な斜面を活用せざるを得ない事情があったのでは、と推測されます。