メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ
Historic Centre of Mexico City and Xochimilco
この街の前身は、1325年から1521年にこの地に独自の高い文明を築いていたアステカ王国がテスココ湖上に造った大きな都市テイチティトランです。スペインが植民地にしたとき、湖を埋め立ててしまったので街は現在の盆地の形にできあがったといいます。街の中心部のソカロ(Zocalo)はアステカ時代から中心地だったがエルナン・コルテスに征服後もカテドラルが建つなど中心地であり続けました。その証拠にソカロ隣のテンプロ・マヨールという遺跡はアステカ時代の中央神殿跡です。カテドラルはラテンアメリカ最大のもので1573年に着工され、完成まで250年要したという壮大なものです。現在、アステカの名残、そしてスペイン統治時代の名残は至る所で見られるが象徴的なのは三文化広場(Plaza de las Tres Culturasでしょう。ここは1521年にスペイン軍とアステカ軍が戦闘をした場所であり、スペイン時代にはサンティアゴ教会が建てられ、そして現在背後には高層ビルが建ち並ぶというのでアステカ、スペイン統治、現代の3つの文化が同時に見られると言う場所です。現在人口2000万人以上、世界最大といわれるこの街てすが、まだまだ未発掘の遺跡だらけで、いわば遺跡の上に街がある状態だといいます。