世界の七不思議
古くから人類は何かを分類するのが好きでした。特に現代日本はその宝庫で、「日本○大△△」等は数限りなく存在します。世界的に見てもやはり何かを分類・ランキング付けするのが好きな人はいました。しかしそうしてまとめられたものは、分かりやすく、心の残りやすかったのでしょう。膨大な時が流れてさえも語り継がれているものもあります。現在、世界には、数多くの七不思議が存在します。そしてその多くはその特異さ故、世界遺産に登録されているものも数多くあります。
ここでは、そんな七不思議のいくつかを紹介します。
(photo:Alexsandoria Station.Alexsandoria.EGYPT)
フィロンの考えた世界の七不思議
紀元前2世紀ごろ、ビザンティウムのフィロンは著書「世界の七つの景観」の中で有名な建築物を7つ挙げています。「エジプトのピラミッド」を除いて現存しない建物ですが、当時とすれば最高の技術で作られた驚異の建物だったに違いないと思われます。世界遺産に指定されているもの、されていないものがありますが、古代文明の不思議さ、驚異について知る手がかりになると思います。
名称 |
現在の国 |
1.エジプトのピラミッド | エジプト |
2.バビロンの空中庭園 | イラク |
3.オリンピアのゼウス像 | ギリシャ |
4..エフェソスのアルテミス神殿 | トルコ |
5.ハリカルナッソスのマウソロス王の霊廟 | トルコ |
6.ロードスの巨像 | ギリシア |
7.アレキサンドリアの灯台 | エジプト |
このうち、現存しているのは「1エジプトのピラミッド」のみです。作者が訪問したことがあるのは、「1エジプトのピラミッド」「3オリンピア」「4エフェソス」「7アレキサンドリア」です。「ここにあんなものがあったのかなぁ」と思いをはせるしかありませんでしたが・・・。