水原の華城
Hwasong Fortress
京畿道の道庁がある水原(スゥオン)。この町の中心に華城があります。華城と言っても、一つの城があるわけではなく、華山の建物を中心に全周5.5kmに様々な門や建物がある全体をさしています。ここは、朝鮮王朝第22代正粗が、父の荘献世子の若い死を悼み、城を建築したものです。彼は最終的にここに遷都しようと考えていたようですが、結局は実現せず、今に至っているそうです。完成は1796年。比較的新しく、しっかりとしたつくりの建物が並んでいます。ここはソウルから列車で1時間という至近距離にあるため、日本からの観光客は、ソウルからの日帰りツアーとして、バスでここをさっと訪れ代表的な門だけを見学し、近くの民族文化村に一般的の様ですが、是非自分の足でぐるっと一周することをお勧めします。半日ほどかかってしまいますが、往時の様子が身をもって体験できます。