世界の絶景ドライブ 死海周辺ドライブ(イスラエル編)
Dead Sea Area Drive (Israel) דרייב ים המלח (ישראל)
さあ、死海周辺のドライブにいきましょう!
死海のほとりにて。場所によってはこんな感じで湖岸(海岸?)に車をそのまま横付することもできます。
- さあ、死海に向かって
- イスラエルはOECD加盟国、つまり先進国ですので道路網は完璧
基本的に砂漠気候の国。日本とは全く違う風景に思わず車を停めて写真をとってしまいました。
こんな風景も
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砂漠・・・ってこんな世界なんだな、と実感する世界
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ただし、イスラエルは道路が整備されているので砂漠といえども 不安は感じません
- 今回の車はプジョー3008。
- 美しすぎる景色に車をとめてしまいました
いよいよ死海が
- ヘブライ語で
- あまりにもきれいな海岸だったので
- ここにある標識は
- 海抜ゼロメートル!
- ここにも
- おお、あの色は・・・死海だ!
- 不思議な色です
- 先進国なので展望台が整備されています。
- みんなここに。
- イスラエルはOECDにも加盟している先進国ですので、観光用道路標識もしっかりしています。ここは地図(ナビも)
にも展望台として紹介されていた場所です。
- 行ってみると、確かに・・・。美しい死海が見えています!
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- ここでおそらく標高マイナス300mほど。標高マイナス400
- 以上ある死海からは高く見える場所です。
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- 写真中央のエメラルドグリーンなのが死海。真ん中にある筋のようなものは、死海の中に設けられた轍というか、敷居というか、あぜ道というか、通用路というか・・・死海開発のために人工的に作られていると思われるものです。ただし、具体的なことはよくわかりません。webで探しても日本語はもちろん、英語のサイトを探しても出てきません。おそらく、両国がそれぞれの利益のために、自然を・・している姿だと思うので積極的な情報発信はしていない、と想像しています。
- イスラエルは観光客たくさん。
- 空気が澄んでいて・・。日本では決して見られない空に思います。
- 死海は、地質的には「大地溝帯」という大陸プレートの裂け目の結果できた、とされています。この道は、死海へ下っている道ですが、断層の亀裂に向かって降りている道路、とも言えます。
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- ちなみに今回借りたプジョー3008は、完全に”新車”
でした!
- どんどん下っていきます。
- だいぶ近づいてきました。
- 行きかう車も少なく、でも道路状況は最高に良く、超快適にドライブできる国です。
- おお、死海がすぐそばに
- そろそろ・・・
- ほぼ海岸線。
- つきました!でも、気軽に立ち寄れません。そうなんです。基本的に死海は自由に入れないのです。
- ここは道路の隣なので、すぐに行けそうですが、車を止める場所もありません。湖にアクセスすることはちょっと難しそうです。
- なんやかんやで、道路は湖から少し離れてしまいました。
- とてもきれいな道ですが・・・。死海はすこしお預けです。
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マサダ מצדה
- 死海に浮いてみたかったのですが、まずは死海のほとりの有名な遺跡にいくことにしました。名前は「マサダ」。駐車場がいっぱいだったので、近くの路上に駐車します。
- マサダの遺跡にはロープ―ウェイで登ります。徒歩でも行けますが、かなり高い入場料を払う必要はあります。
- ロープ―ウェイより。死海が見えますね。
- こんな風景が広がります。おそらく、キリスト教など宗教誕生の2000年前も同じ風景だったのでしょう。
- 徒歩で歩くとこんな感じ。
- この遺跡は・・・・語るととても長いです・・・。
- ぜひこちらのリンクを見てください。
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- こんな美しい場所なのですが・・・。ユダヤ民族悲劇の表舞台の一つです。
- 2000年前の人たちの様子がわかる建物も多数残されています。
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- こんな景色が、悲劇の舞台だったなんて・・
- なんとも、なんとも言えない気持ちになりました。
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- 考えてみれば・・・・。ここでの惨劇も、今のイスラエル、パレスチナの戦いの大きな流れにつながっています。なんとも・・・なんとも言えない気持ちになります。この場所が、ここでの人々の生活が平和なものになるよう祈るばかりです・・・。
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死海で泳ごう לשחות בים המלח
- さて、死海といえば、やはり入ってみないとわからないものがあります。
そう、それは”海水浴”。死海に浮いて新聞を読むってやつです!
- イスラエルの死海で、海水浴ができる場所といえば、「エンボケック」という場所がベストとのことで、そこの街にやってきました。今までの砂漠とは打って変わって、立派なホテルリゾートです。
- 駐車場がありました。パーキングメーター式の有料駐車場です。ヘブライ語の他に簡単な英語の説明も書いてありすぐに使えます。
- 車もとめたし、死海とはどんなところなのか見に行きましょう!
- さすが観光地、たくさんのお店がありました。
- Tシャツなどの他には・・・
- 「ウォーターシューズ」がありました。ビーチサンダルなどもありましたが、圧倒的多数だったのが水中で履くことを前提としたこれです。「なぜウォーターシューズ?」と思いましたが、その理由は・・・後程わかりました。
- ここで泳ぐ人用に、トイレと更衣室が完備されています。しかも物価高のイスラエルではありえない「すべて無料!」
- さてさて、いよいよ湖水に向かいます。ここはきれいなビーチ。砂の色は黄色です、
- せっかく死海に来たんだから浮遊実験をしたくなり、売店でコーラを買ってみました。
- 水に入ろうとしてふと気づきました。「一人で海水浴ってどうやればいいんだろう・・・」と。この時は一人旅でしたので、同伴者がいなかったのです。
治安が比較的良いと言われるイスラエルですが、財布は?車のカギは?カメラは?・・・と思いましたがもうあまり海水浴客も減っていたのでビーチに人気もまばらで安心して水に入れました。
- さあ・・・と水に入りました。そんなに冷たくもなく、意外と普通かも・・・。
- うう。。。水はそんなに冷たくはないですが・・・。
- お見苦しい写真、すみません。でも”死海に浮いたよ”という証拠を残したくて・・・。
- 実は砂浜の砂が終わったあたりから、足の裏には激痛が・・。救ってみると、非常に固くてトゲトゲの塩(正確には塩化マグネシウム)の大きな結晶が湖底をびっちり埋めていました。だから先ほどの売店でウォーターシューズを売っていたわけです。
- 汚い写真ですみません。「死海で浮いている図」です。
- 実はこの時は12月。いくら中東とは言え、北半球の真冬に海水浴はきついだろ、と思ったのですが、自分以外にも海水浴をしている人がいました。マイナス400mなので、気温も水温もそこそこ高いのです。
- 死海での浮遊体験を十分楽しみました。
- この場所の素晴らしいとこは、ちゃんとシャワーもついていたことです。しかもすべて”無料”
で。
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夕暮れの死海
- エンボケックで海水浴をしたあと、「もっと死海をしっかり見たい」
と考え少し車を走らせてみました。
- 数キロほど南に下った場所に来ました。
- ちょうど、駐車場というか広くなっている広いエリアがありました。”火をおこしたり、キャンプ禁止”とあります。
ということは、駐車して写真を撮っていてもOKってことですね。
- ということで、堂々と
車を止めました。奥にこっそり見えているのが先ほど泳いでいたエンボケックエリア。
- 「美しい風景だなぁ・・」と見とれていたら、遠くの点が動きます。
- 「なんだなんだ?」と思ってよく見ると、「人」
です!つまり水の上に人が立っていました!
- 「おおお、これがキリストの奇跡か?」と感動していたら、どうやらそこまでの道がありそうなのです。
- それにしても美しいですね。背後に写っている山々は隣国ヨルダン。今は国交があり、戦争中ではありませんが、第一中東戦争、第三次中東全総では、ガチンコに衝突し、現在においても「敵国」であることは間違いありません。
- そうそう、足元には塩が析出して露出しているのです。
- こんなそれにしても、美しく、そして静かな場所・・・。
- 足元の塩を進んでみました。水は少しかかっていますが、十分歩ける感じ。
- そうやって析出している塩が道のようになっていました。気が付くと自分も海岸からかなり離れています。
- この状態が「水の上を歩いている」と見えたんですね。
- それにしてもきれいな水です。。底の底まで見えているのがわかりますか?
- 太く立派な砂州、いや塩州?になっている場所もありました。
- 気が付くとかなり沖合まで来ていました。目の前には塩の道がしっかりあるので安心ですが、なにがあるかわからないので帰りましょう。
- 海水浴をしたホテル群。日本でいえば温泉地のようなものですね。
- 暗くならないうちに、次の街に向かいました。
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エンゲディ
- 近年、死海の水位が激減しています。日本にいればそんな報道は絶対にされませんが、かなり前から周辺国では非常に大きな問題として話題になっています。
- 死海の水位が減ってしまったので、外国人観光客が海水浴をする場所は前述のエンボケックしかなくなってしまったのですが、以前はここも有名な海水浴エリアだったそうです。
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- ところが水位が激減し、この場所から海岸までの距離が遠くなりすぎて、海水浴場として機能しなくなりました。
- そこで、今は海水浴ではなく、「ホットスパ」
として営業をしています。
- 施設全体の外観です。
- よく見ると、建物に日本の国旗もあります!
- ”標高マイナス418m。地球上で最も低い場所に来ました”という碑です。残念ながら今はもっと低く、マイナス420mとも、30mともいわれています。これはかつてここが海岸沿いの場所として営業していた時のものかも。
- ”マイナス418m。世界で最も低い場所にある最高のシェフ”
- 掲げられていた案内図。図の上が海岸です。この時点でもかなり離れていますが、今はこんなもんではありません。目測この3倍以上。徒歩だと躊躇してしまうそうなレベルです。
- 建物内部に入った様子。この地区あるあるの、入口のセキュリティチェックおじさん。
- デトックススパとして存在していました。観光地らしくそれ系のものも多数売っています。
- 先ほどから「海岸が遠くなった」
と言っているのですが、どれほど遠くなったのか見てください。これ、先ほどの施設の駐車場から見たところです。
- 望遠レンズでズームしていましょう。何かあるのが見えますか?海水浴をしている人と車とちょっとした施設です。
- もう一度。ズームなしで駐車場より。ここから歩いて海岸までいくのがかなり厳しいとお分かりいただけるでしょうか?
- ”ここでは泳がないで”との表示。いや海岸まで1キロはありそうなのですが・・・。
- 湖面の後退により、湖岸道路が陥没しまくりなんだそうです。よって”陥没した穴あり”
なんて看板が出てくるわけです。
- よーく見ると、何人かは湖に入っているのが見えますでしょうか?
- ここにしかない世界。よろしかったらぜひお出かけください。