フォード Ka で北欧を走る
欧州最北端の地を目指してフィンランド・ノルウェーを疾走
- 基本的にこんな風景が続きます。気をつけるべきはスピード違反と、野良(?)トナカイ!
フォード フィエスタのプラットフォームを利用し開発した小型車です。5MTしか存在せず、日本でも発売しましたが販売は芳しくなかったようです。スペイン・バレンシア にあるアルムサフェス工場(Almussafes)で製造されていました。
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エンジンは1.3 LのエンドュラーE( Endura E)と呼ばれる直列4気筒のOHVエンジンが載せられています。はじめ、OHVと聞いたとき「ええ?今時OHV?」と思いましたが、1958年開発のこのエンジンは、発表当時としても「OHV?マジで?」というのが市場の感想だったようです。でもさすがに古かったようで2002年にはSOHCに変更されました。
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KAは、New Edge(ニューエッジデザイン)と当時フォードが提唱していたデザインコンセプトで設計されました。エクステリアのみならず、車内も斬新でしたが、金属塗装むき出しのドア、プラスチックを多用した低い質感のインパネ回りなど・・・・低予算なりのインテリアでした。5MTしかないのに、タコメータすらなく、スポーティ路線でもなく、やや中途半端な立ち位置だったようです。
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それでも、小さな、軽い車ですので良く走り、とても快適でした。日本でも所有したいな、と思ってしまいました。
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北欧の雄大な自然には、やや小さすぎる車体でしたが、自然と一体となって走る感じがとても良かったです。
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こんな場所をドンドン進んで行きます。
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ロバニエミのハーツで借りましたが、前述のように非常に丁寧で親切なお店でした。返却もおおらかで、「その時間、営業所は閉まっているから、ウチの駐車場に止めたら鍵はかけないで、助手席のグローブボックスの中に入れておいて」と言ってくれました。
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フィンランドのロバニエミ郊外にサンタクロース村(フィンランド語: Joulupukin Pajakyla)があります。ここには本物のサンタクロースがいて(!)、全世界からサンタさん向けの手紙が届くようです。自分も本物のサンタクロースと記念写真を撮りました。 -
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見渡す限りの直線。ラップランドってこんな感じです。
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どこまでも続く青い空と真っすぐな道。「地球にはこんな場所があるんだな」とつくづく感激してしまいました。
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運転中、気をつけなくてはならないのは・・・
トナカイ!。野良トナカイのように突然でてきますが、本当は全て飼い主が決まっているそうな。
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目的地ノールカップは、ノルウェーですので、国境を超えます。ここがその国境。左側の大きな標識は税関検査の標識で左が「申告なし」、右が「申告あり」のルートです。車での国境超えは、超簡単で、何もなしで、事務所の横をややゆっくり通り過ぎれば完了です。
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ここもフィンランドとノルウェーの国境。この川が国境になっており、向こうがノルウェー、手前がフィンランド領です。この国境を超えるのも楽チンでした。
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ここも国境の一つ。ノルウェーに入ったところです。NORGEとはノルウェー語で、ノルウェーのこと。
こんな道をずずずずーーと走って行きます。マジメに気持ちいいです。
- ホニングスボーグ Honningsvågの街に寄ったら、大型客船が停泊していました。定期船とのことですが、フィヨルドは海の水深が急峻に深いのでこんな大型客船でも平気なんですね。
- 非常に重要な交差点です。ここを間違えると数百キロ戻ることになります。
- ヨーロッパ最北端の地、ノールカップ岬はマーゲロイ島Magerøyaにあります。以前はフェリーだったらしいのですが、海底トンネルが開通しています。ここを料金を払うとトンネルです。
- ノールカップトンネルNordkapptunnelenです。最深部で海面下212mに達し、道路トンネルとして海底部が世界最長の海底トンネルとのこと。
- 着きました!ノールカップ Nordkapplatået です。一般的には「ヨーロッパ最北の地」と言われています。観光施設もあり、多くの観光客がこの地を目指してきています。・・・ですが良くある話として、マーゲロイ島最北の場所はここより約1.5km北のクニフシェロッデンKnivskjellodden 。また島を含めないヨーロッパ本土の最北の地点は、北緯71度8分2秒のKinnaroddenだそうです。
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ノールカップの象徴がこの地球儀。
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でも霧で海はしっかり見えませんでした。
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ロバニエミ市内のガソリンスタンドにて。日本よりやや高い感じの値段でした。
初めてのレンタカー、初めての海外ドライブ。本当に感動するものばかりでした。これに味をしめて公共交通機関だけだった移動が「自分で車を運転して動く」魅力にドンドンのめりこんでいってしまった私です。