世界の絶景ドライブ チャップマンズ ピーク ドライブ(南アフリカ)Chapman's Peak Drive
- 風光明媚なアフリカでの中でも特筆すべき爽快なドライブルートです。
- 出発点はケープタウン Cape Town/ Kaapstad。西ケープ州の州都で人口43万人。大都市圏では370万人もの人口を抱えるアフリカ有数の港湾都市です。奥に見えるのは市の象徴テーブルマウンテン。
- そのテーブルマウンテンの脇を抜けるとそこは、ハウト湾 Hout Bay。こんな澄んだ美しい湾です。
- ん?「ハウトhout」ってオランダ語で木の意味だよな・・と思って調べたら「ポルトガルは1489年にヴァスコ=ダ=ガマがインドのカリカットに到達してインド航路を開拓した。インド航路の寄港地として喜望峰の近くに入植したが、その維持が困難であったため放棄し、1652年にオランダがオランダ東インド会社への補給基地としてケープタウンを建設した」との記述を見つけました。ケープタウン自体がオランダが開拓した港でした。
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ハウト湾名物と言えば、こんな船で15分ほど行った場所の・・・
- ドイカー島 Duiker Islandです!通称オットセイ島
Seal Island。ミナミアフリカオットセイの群れが5000頭ほどいる島が湾内にあります。
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さて、そんな自然豊かで風光明媚なハウト湾から・・・
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喜望峰Cape of good hope に向けて、ナビをセットすると・・・
- いよいよチャップマンズピークドライブの入口に到着。
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- 料金所が見えてきました。
- ここで料金を支払うかと思いきや、通過します。
- 少し進みます。おお、ハウト湾が美しい・・・。
- いよいよ本当の料金所です。
- ここに車を進めると・・・。
- こんな感じで支払います。料金は23ZAR(南アフリカランド). 日本円で150円ほど。
- 料金所を過ぎると、駐車エリアがある場所に差し掛かります。
- ノードフックとホウト・ベイが一望できる場所です。
- ここが海抜593mの展望ポイント。車をしっかりとめることのできるスペースがあり、周辺を散策することができます。
- 「落書き禁止:この道はカメラで監視されています」「車を変な場所に停めないこと」「貴重品を車内に置いておかないこと」
- セーブルマウンテン自然区の一部であることを説明しています。
- 奥に見える岬の先端がオットセイ島。船が出発するのは真ん中の山が低くなっていて集落があるエリアです。
- 時期によってはイルカやクジラがたくさん見られるそうな・・・。
- 特にセミクジラの回遊はかなりの確率で見られる場所とのことです。
- この道路の建設は1915年に開始され、数年に渡る工事の後に当時の南アフリカ連邦のアーサー・オブ・コノート・アンド・ストラサーン総督によって正式に開通されたとのこと。
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- 一番の危険は落石だそうな。この道は落石を防ぐ数々の工夫がされています。
- 岩肌も美しい場所ですが、ここにはかつてマンガン鉱山があったそうです。
- 視界を遮らない優れた設計の落石よけシェルター。
- 実は何年も落石の懸念から断続的に道路閉鎖を余儀なくされることもあったそうです。しかし徹底した土木工事により改良が施され、2009年後半に新たに開通されました。
- 気がつけば丘を越えていました。わずか9km。美しい海岸線のドライブはすぐに終わってしまいます。
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この丘を超えると、この有料道路の到着地点 ノードフック の街に近づきます。
- それにしても美しい海です。
- あと少しでノードフックという場所。遠くに見えるのは喜望峰です。
喜望峰へ行った帰りも、当然走ってみました。カーブは114か所あるそうです。- 喜望峰から、ケープタウンに戻るときは夕日が美しい道になります。
- 路肩に安全な場所がありましたので、しばし撮影タイム。
- 交通量はそれほど多くありません。というのもこの山の向こうに、同じルートの一般道が走っているので、おそらく地元のかたはこの有料道路を通らずケープタウンとノードフックを往復していると思われるからです。
- ここも安全な路肩です。夕日と風景のためにまたとまって撮影です。
- 上と同じ場所ですが、夕焼けもまた美しいです。
- 下に人がたくさんいるのが分かるでしょうか?みなさん日没を眺めるためにここにいます。
- 大きな夕日がゆっくりと二つの大洋の出会う海(南大西洋とインド洋)に沈んでいきます。
- 堆積物でできた岩肌も赤く染まる瞬間です。
- あとわずかで沈む・・・という瞬間。
- BMW と Mercerdes-Benzで広告合戦を行ったこの場所。BMW派とすれば当然BMWで走りたかったのですが、良い車種がなく、「それならばせめて・・」とW204 のC200を借りて、この街道を疾走しました。
- もし、南アフリカを訪れる機会があればぜひ。