Jeepでメキシコの自然公園を走る
世界遺産 シアン・カーン自然保護区を見るために
- ジープ・ラングラー(Jeep Wrangler)を借りて、メキシコのシアン・カン自然公園を走ってきました。
写真ギャラリーはここ- 訪問の様子の詳細は以下の別サイトをご覧ください
- 悪路を走るならこの車は最高! Jeep のWrangler JK"です。
このJKより、Wrangler Unlimited と呼ばれる4ドアモデルが発売されました。実用性に優れるモデルなので、日本をはじめ世界でも売れに売れて、結果的に7割以上が4ドアモデルだったらしいです。
このラングラ―JKは多分3.6Lガソリンで非常にトルクフルなエンジンでした。とにかく悪路を走っていても安心できる安定感があり、悪路走行性能は非常に優れていると思いました。サスペンションは硬めの設定ですが、それが非常に良くて走行が案指定しています。ボディの剛性の高さも感じました。
最近のジープはインテリアの質感もいいですね。ちょっとした乗用車感覚です。
気温の表示が79F°。ファーレンハイト(華氏)表示です。メキシコは日本と同じセ氏を使うのにな・・。アメリカ人が誰か変更してそのままなのかな?
エアコンとオーディオだけの質実剛健なインパネ部。真ん中の空間はスマホ置き場かも。
6速マニュアル+4駆の副変速機。こんな悪路だからこそこれらが生きていきます。 といいながらも2駆で十分でした。
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スクエアなドア形状は、実用的で使いやすい形状。
ソフトトップ使用も考慮して後部トランクへのアクセスは室内からはできません。実用性よりも車の性格・機能を考えている設計に感じます。
家族4人で悪路を超えていくの道具としては最高です。
- ぬかるんだ泥道をずっと走って行くとこんな感じになります。
- 下部の補助ライト、ぬかるんだ道をいく今回のような道程には実に有効でした。
「シアンカーンは一日に入れる人数が決まっている」 との話です。他の旅行者はどうやっていくんだろう・・・と思ったら、何のことはない同じ車種で車列を成して進んで行きました。
うーん。ここでのJeep比率、かなり高いっス。
- では、実際の行程を見ていきましょう。ここが出発地点の街トゥルム。幹線道路は当然舗装されています。
- 一本、横道に入ると、小規模な宿泊施設が並ぶ通りにでました。しゃれたホテルが並ぶ舗装道路です。静かなビーチリゾートという感じです。
- 町はずれの海沿いの道路に出ました。自然保護区入口のゲートまではもう少しあります。
- 集落の中の道に入りました。人々が住み、電気も通っていますが、未舗装道路です。
- 未舗装ですが、ゆっくり走る分には何の問題もなく快適です。まぁ何といってもJeepですし。
- 自然保護区の入口に近づくと、徐々に道が悪くなってきました。
- 自然保護区のゲートを過ぎました。一般人は入ってこられないエリアです。当然ながら道は自然あふれる悪路になっています。
- 前日の雨が、水たまりを作っていました。仕方ないので水たまりの中を進みます。最大水深は30cmほどでしょうか?前の車の沈み方を見て浅いところ、浅いところを予想してなんとか進みます。
ゆっくり、ゆっくり・・・。
開けた場所でも、路面はやっぱり悪路です。 前日の雨はかなり強かったのかな。
1時間ほど走ったところが休憩場所でした。と言っても何があるわけでもなく、単なるトイレ休憩です。
悪路を走って、意外だったのが子ども達の反応。彼らにとって揺れまくる車内は決して不快でなく、楽しい時間だったようです。
海岸に生えている変な形のヤシの樹。邪魔だったので伐採したらまた生えてきた、という感じです。
- このあとも道なき道も進んでいきます。木や草が生い茂っていますが、先導車はドンドン進んでいるので、遅れないようについていきます。車にガンガン草木が当たりますが、車さんごめんなさいと思いながら走破していきます。
- こんな車列で悪路をどんどん進んで行きました。3時間半走ったら、目的地、プンタアレンの集落に着きました。ここで水着に着替え、船に乗り換え海から動植物を観察します。
目的地、プンタアレンのビーチ。この集落から船に乗って、自然観察に出かけました。
車窓から見た海。シアンカーン自然保護区の海は・・・やはりとても美しいです。
海は本当に美しいのですが・・・。実はプラスチックごみなどもたくさん流れ着いていました。ゴミ問題を地球規模で考えなくてはならないと痛切に感じました。
- プンタアレンのビーチにて。自然観察を終えた後です。船に乗って、イルカやウミガメを見に行くのも良いのですが、ちびっこにとっては、単純にビーチで遊びたいらしいデス・・・。
船から見た海。この海域の海の色は・・・やはりなんとも言えません。
- たくさんの自然に触れ、動植物を見て、海でも遊び、ご飯も食べたのでそろそろ帰ります。また同じ道を通って3時間半の悪路をいくぞ!
帰るとき、ふと周りを見ると他の人達も帰り支度をしていました。自分たちのように自分で運転してきている旅行者もいましたが、運転しない場合はハイエースのようなバンで来ていました。人数から言うと実はこちらの方が主流のようです。聞いてみるとツアー代金は少し安いとのこと。・・・でも揺れに揺れまくる超悪路を3時間半。家族連れでこの車だときつそうかも。
- さて日が暮れそうなプンタアレンの集落をトゥルムに向けて出発です。
- この集落に住んでいる方は、この悪路を使って生活しているんですよね・・。
そもそも、世界遺産指定の自然保護区の中の集落。いろいろな事情を抱えて集落が成り立っているのかも、と感じました。
- ようやく、真っ暗な3時間半の悪路を戻り、出発地点のトゥルムの街に戻ってきました。この日の宿は、この地方の中枢都市、「カンクン」にとってあったのでカンクンまで移動しなくてはなりません。時間は既に午後の10時過ぎ。
お礼を言ってJeepを戻し、もとの車(カンクンで借りたfordのフュージョン)に乗り換え、出発です。
周りの人は、「トゥルムとカンクンなんて近いよ。車で1時間」と言っていましたが、その距離130km。この日も運転しっぱなしだったので、多少の疲労も心配になり、トゥルムの街を出る前、セブンイレブンがあったので寄りました。
- メキシコには「セブンイレブン」と、「○×○×」という二つの大手コンビニがあります。先進国の人から見ると「途上国を感じる雰囲気のコンビニ」らしいのですが、ブラジルベースの自分たちにとっては”久しぶりの先進国のようなコンビニ”で大興奮です。日本で流行りのセブンカフェみたいなものも、実はこちらの方が先に普及していました。ここでいろいろ買って、結局カンクンのホテルに着いたのは、深夜1時過ぎでした。