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大いなる魅惑と 幾多の緊張の国 イスラエル |
2019年年末から2020年の年始にかけて(一言でいうとコロナの直前です)、中東、ヨーロッパ各地を回りました。諸般の事情から、超久しぶりに家族付きでなく単身での旅行でしたので家族付きではためらっていた少々危ない国に行ってみようと、イスラエルやヨルダン、パレスチナなども回りました。 イスラエルという国は、成り立ち、そして歴史的背景を考えると情勢不安定で危ない国、、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はそんなことなく、安定した国で・・・・って言いたいのですが、やっぱりかなり特殊な国でした。やはり数千年にも及ぶ祖先の対立に加え、中東戦争や、世界中に離散してるユダヤ人のこと、そしてイスラエルのバックに常にいるアメリカの存在・・などなど、どれをとっても難しい問題ばかり。簡単に言うとイスラエルという国自体の消滅を心から願っている周辺国ばかりで絵にかいた四面楚歌の状態と言えるでしょう。 でも、ここからがイスラエルのすごいところで、実際には多くのアラブ人が住み、きちんと経済活動も、宗教活動も行っています。また常に緊張感がある国なので、国内の治安は絶対的に良く、各所で何重にも行われる身分証チェックなどもあり、外部からの敵に対して、常日頃から対策ができています。コロナ感染症の対策も、迅速に強力な対策を次々と敢行していきました。経済的にも安定していて、アメリカを筆頭に西側資本も大量に入り込んでいますので、相対的にアラブの周辺国より豊かで国力があります。そう、イスラエルには他の国にはない活力とパワーがみなぎっている気がします。そんな、地球上のいかなる国とも異なる背景と成り立ちをもつイスラエル。走ってみるとまたとても魅惑的な国でした。 |
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豊富な文化的資源 | 世界中でここにしかない非常に貴重な文化的資源が多数あります。エルサレムはもちろんのこと、それ以外にも先史的な歴史的遺跡が非常に多数ある国です。まさに歴史、遺産の宝庫。歴史や文化が好きな人にとっては、まさに教科書に出てきたそのものが現代に息づいているという至福の地域です。 |
イスラエルを 車で走ることは |
「日本人がイスラエルを運転していて問題はありますか?」と聞かれるとするならば、その返事を一言でいうと「全く問題なしです」となります。 (実質上の首都である)テルアビブ近郊のベン・グレオン空港の到着ロビーから、レンタカーオフィスに向かうと、あまりにも広い空間に多数の会社が並んでいて、大勢の観光客が並んでしました。そして実際の借り出し場所の駐車場に行くと、広大な敷地に非常に多数の車が並んでいました。・・・つまり、イスラエルに来てレンタカーで観光するのはある意味非常にポピュラーな旅行スタイルといってもいいと思います。エルサレムは(その領有権については太古の昔から争っていますが、現在はイスラエルの支配下にあるので)、3大宗教の聖地となっていますので、外国人の訪問需要はかなりあると思います。日本人はですが・・・。個人旅行に慎重な人が多く、仮にイスラエルに来たとしても車を使う人は少ないかもしれませんが、見どころいっぱいのイスラエルです。治安情勢やアラブとの関係はそれなりに心配ですが、車旅行だけに言及すると、”全く心配ない国”であると個人的に感じました。 |
本当にマズかった事 (やらかして しまったコト) |
このイスラエルのドライブ。基本的には至極快適だったのですが、ついやらかしてしまったことがあります。簡単に言うと、武力的に問題を抱えているエリアについ入り込んでしまったのです。しかもその場所を暗い夜中に数百キロも進むことになってしまいました。 もちろん、意図的に危険地帯を目指したわけではありません。自分は基本的にビビりで、当然「安全第一」「無理なことは絶対しない」のはずなのですが、ついいつも好奇心が少し勝ってしまったことがあり、意図せずに軍事的緊張の高いエリアを爆走してしまいました。 具体的に言うと、パレスチナ暫定政府の支配地域と、ヨルダンの領土に挟まれた狭いヨルダン川西岸地域の幹線道路に入り込んでしまったのです。下記の地図を見ていただければわかりますが、国道90号という道路がその国境地帯を貫いているのですが、それをつい通ってしまったのです。 ことの発端は、死海地方から、レバノン国境方面の北部の街を目指して走ろうと思ったことです。スマホのgoogle mapで検索すると、テルアビブのある地中海地方に出て、北上するルートを示しました。自分は「みたことがない景色を見てみたい」「新しい場所を見てみたい」「どうせ走るなら、往路と違うルートで走りたい」という変態的な「いろいろなものを見たい指向」があります。上品な言葉で言えば「未知の世界に前向き」「知的好奇心が高い」と言えなくもないのですが、一般的には「単なるどこかに行きたい病のバカ」「しなくてもいい苦労をしたがるバカ」です。今回も、この「新しい場所に行ってみたい病」が大いにマイナスに働きました。 Google mapが示したルートは、ほぼ一度走ったことがあるルートだったので、「できたら他の道を通りたい」と代替ルートを探りました。すると、Google mapは死海をそのまま北上する国道90号線軽油の道を示したのです。イスラエルの事情に全く詳しくない自分ですが、「危険地域だけにはいかないように」と外務省の危険地図はなんとなく頭に入っていたので「あれ、この死海からヨルダン川沿いをまっすぐ北上するルートって渡航中止勧告エリアになっていた地域じゃないの?」と思い、外務省サイトで確認をしたのですが、あまりにもざっくりとした地図で詳細はわかりませんでした。 しばし悩みましたが、「まぁ、googlemapが示すくらいだし、マズそうだったら引き返せばいいや」程度の認識で、ヨルダン川並走の国道90号のルートを目指して進んでいきました。 正直に言うと、最初に示された推奨ルートの分岐点まで「どうしようかな」「本当に大丈夫かな」と多少の迷いはあったのですが、そもそもの交通量がすくない場所で、快適なドライブだったこともあり、「よし国道90号ルートに行ってみよう」と気楽な気持ちで進み始めました。しかし数キロ行った時点で最初の違和感を感じました。はじめはそれが何かわからなかったのですが、進むうちに自分は「周りの風景の異様な静けさ」「異様な暗さ」に違和感を感じていたことがわかりました。最初は単に車が少ないまっすぐな道、程度の認識だったのですが、本当に車が少なくなっただけでなく、回りの明かりが明らかにないのです。でも・・・直接的な危険は感じなかったので、不安になりながらも照明も少なく、ほぼ真っ暗な道を、不安になりながら進みました。 すると突然、巨大な黄色い看板が出てきました。よく読むと「イスラエル市民はここを絶対に絶対に左折してはならない」という厳しい言葉の警告板でした。「ここはイスラエルが第三次中東戦争で、ヨルダンから無理やり奪った地域で、パレスチナ暫定政府の支配地域、つ・ま・り、紛争地帯だ!!」と思ったのですが、もう100km以上走った後で、戻るのも現実的とは思えません。しかも「パレスチナ支配地域に絶対入るなよ」という警告は何度も何度も現れるのです。つまり、左側の地域全体全てがパレスチナ領域で、そこに曲がっていく道は全て、パレスチナのどこかの集落につながる道なので、間違っても自分のようなアホな旅行者が曲がることがないように、沢山の道のすべてに「曲がるなよ」「絶対に入るなよ」「安全は保障しないからな」とい警告を出し続けているとわかりました。ちなみに道路の右側も真っ暗なのですが、ここにはヨルダン川が流れており、現在の実質的な国境線になっているのですが、ここも1963年にイスラエルが武力で奪った場所でありヨルダン(およびアラブ諸国のすべてが)ヨルダン領土と主張する場所なので、まったくもって緊張を解くことができない場所です。 しかもそんな恐ろしい文句が書かれた警告板が、いくつもいくつも現れるのです。しまいには、ただの道路なのに国境検問所のようなものが行く手をふさぎ、あんなことやこんなことを聞かれました。もちろん、やましいことな何一つないので、すべてを正直に丁寧に話すと、納得して通してくれましたが、まさかまさかそんな場所だとは分かってはいたものの、そんなルートを走ってしまった自分を深く深く反省しました。 (詳しい写真は以下にあります) |
新車の プジョー 3008 Peugeot 3008 を借りたよ שכור רכב חדש פיג'ו 3008 |
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これか借りた プジョー 3008! |
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プジョー 308をベースとしたプジョー初の自社開発・自社生産SUV。ヨーロッパでもかなり好評なモデル。 |
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2017年3月、ヨーロッパ 22か国、58人の自動車ジャーナリストによってえらばれるのヨーロピアンカーオブザイヤー 2017を受賞しました。 |
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・・・それにしても・・・何から何まで新しく、本物の新車でした。レンタカーでも新車を貸してくれることがあるんだ・・と思いましたが、確かに最初は新車を誰かが乗る機会がある訳ですが、まさか自分が乗れるとは・・・。本当にラッキーでした。 |
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この3008は、先代の308より全長を85mm拡大したので、ラゲッジルーム容量が88リットル増えて、520リットルになったそうです。確かに見た目より広い荷室でした。 |
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大流行のコンパクトSUV。大きさも手ごろで日本にも合う気がします。 |
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プジョーの最近の命名法として、末尾が1なら、途上国用モデル、末尾が8なら先進国モデル、とのことです。でも中国では4008というらしいデス。 |
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基本設計として、従来よりもかなり軽量化された新プラットフォーム「EMP2」を採用しています。オペルグランドランドX、シトロエンC5エアクロス、 プジョー5008 II、 DS 7クロスバックあたりにも使われています。 |
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エンジンはなんとディーゼル。2.0L 直4ディーゼルター BlueHDi 180hp 。FFなので横置きです。
最高出力:130(177)/3750 [kW(ps)/rpm]、最大トルク:400/2000[N・m/rpm]。ディーゼルと言っても、最新のものは非常に優秀ですね。ゴロゴロ感はじめ、不要な振動も感じません。加速も下手なガソリン車よりもいいくらい。非常に優れたエンジンです。あえて言うならば、「アイドリングストップOFFスイッチ」がよくわからず、プチ渋滞時、エンジンがON/OFFを繰り返しかわいそうだったことぐらいかな? |
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12.3インチのデジタルヘッドアップインストルメントパネルがついた新世代コックピット「i-Cockpit」。日本語にも対応できます。 |
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こんな感じのコックピット。デザイン的にも優れ、なかなか使いやすいです。 |
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個人的に気に入ったのは、メインコンソールの下、ギアの前の場所が空間になっており、スマホや財布を一時的におけるスぺースになっていること。「人間工学」というよりややデザイン的に振れているイメージがあるプジョーですが、確実に使いやすいコックピットになっています。 |
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新車はすべてがきれいでいいのですが、どこも汚さないように・・・と気を使ってしまいます。・・ごめんなさい、でもやはりすこし汚れてしまいました。 |
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トランスミッションは、8速オートマチック(EAT8)。トヨタグループのアイシン製。当たり前ですが、エンジン特性との相性は最高で、高速走行時には無駄な回転をせず、必要な時にきちんと加速できる優秀な変速機だと感じました。 |
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最近のはやり全てがディスプレイになっている形のメーター。自分が欲しい様々な情報が目の前に表示されるので、確かに視点移動が少なく楽ですね。 |
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乗り降りしやすく、フィット感もよいシート。ものすごく快適です。 |
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日本仕様ならば、ナビはシステムに包含されていてディスプレー内に表示されると思いますが、なぜかこの車には装着されていませんでした。今回、自分が用意したのは、最近の自分の定番、スマホ+海外モバイルルーターで対応しました。スマホ本体は相変わらず古いiPone8・・。古くっても個人的には何の不満もありません。 |
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あれも、これもとつなげていくと、こんなになってしまいました。まぁ、自分がわかっていればいいので問題なしです。 |
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わかりやすいように、フューエルリッド上に「ディーゼル」とシールが貼ってありました。ボディの上にシールを直接貼るのはどうかと思いますがまぁいっか。 |
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燃料のフタのとなりの青いものはAdBlue アドブルー(尿素水溶液)注入口。排気ガス清浄のための添加剤の注入口です。しくみは触媒装置内部で排気ガスに「アドブルー」を噴霧して窒素酸化物を窒素と水に変化させ、無害なものに変えています。燃料ほど消費するものではないのですが、定量的に補充する必要がありますので、確かにこの位置にこれを設置するのがいいですね。 |
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これがイスラエルのナンバー。欧州風のものにするのは最近の世界的な流れですが、黄色がベース、というのは珍しい気がします。 |
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3008。運転しやすく、走っていてとても気持ちの良い車でした。かなり出来のよいモデルだと思います。 |
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死海のほとりにて。日本でも2017年3月から発売され、日本国内でもそれなりに見かけるようになりました。売れている理由もわかる気がします。日本での販売価格は373万円~461万円と、すこしお高いのですが、最近の日本車の高騰ぶりをみるとそれほど法外な値段とは・・・。 |
死海へのドライブ סעו לים המלח |
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イスラエルに行ったら、やはり訪れたいのが死海(ם הַמֶּלַח . Dead Sea)です。「浮きながら新聞が読める湖」「全ての生き物が死に絶える湖」などと言われますが、そもそも標高からして、マイナス420mという地球最深部?の海と不思議なことばかりの場所です。 |
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内陸部から死海へ向かう道、国道31号線。非常に美しく、絶景でした! |
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見えてきたのが死海。塩田のように見えるなんとも不思議な風景ですが、近年水位が下がってきて南部はこんな形になってきているようです。標高マイナス420mはハンパなく、気温が確実に上がってきたことを感じました。ちなみに向こうに見える薄い山々はヨルダンです。そう死海は反目し合うライバルの国境線にもなっているのです。 |
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実は死海に直接入れる(海水浴ができる場所)は非常に少ないのですが、一番のおすすめが エン・ボケック( עין בוקק Ein Bokek )。イスラエル側で最大の死海リゾート地です。 |
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こんなビーチが整備されています。しかも全て”無料”。物価が非常に高いイスラエルにとってはびっくりする場所です。訪問は1月でしたが、なんといっても標高400mですので、気温が高く海水浴に何の抵抗も感じないほどでした。 |
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水はとても澄み、非常にきれい。そうそうここで一点、注意を。上とこの写真をみて「なんだ死海って茶色なんだ」と思ったら、大間違いです。ここは人工的にかなり整備されているビーチなので、こんな色になっています。死海にビーチが皆無、という訳ではありませんが、対岸のヨルダン側も含めこのように海水浴もできるように整備されている箇所は数か所のみです。 |
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エン・ボケック( עין בוקק Ein Bokek )は観光客用に整備されている場所で、しかもリゾートホテルなどに行かなくても、公共ビーチが開放されていますので、じぶんのようなフラッとした旅行者には最適な場所。では、早速死海に入ってみます! |
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・・・おおおおおおおおお・・・すごい、すごいです。ここで水に入った感覚は今まで経験をしたことがない感覚。例えるなら、自分がビーチボールになったような水の中から強く押し出されてしまう感じです!。背泳ぎをしようと思っても、水没している部分全てが、上に上にとものすごく強い力で押し出されて、浮かびすぎてうまく浮かべません(変な表現ですが本当です)。水の中に塩が飽和している=水の比重が重いので、通常の水に比べものすごく浮力を受けていることをからだじゅうで感じました。 |
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そしてすごいのがこれ。なんと、湖底が全て塩の結晶でできているのです。つまり痛くて痛くて歩けないほど。この見える範囲のすべての湖底が全て塩の結晶と考えると空恐ろしくなります。上の茶色のビーチがほんの一部だけ、ということを水に入った瞬間から感しました。ちなみに一瞬なめてみましたが、今まで経験したことがない塩辛さ。体が「これはキケン!」と反応するほどの強烈な刺激でした。 |
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ビーチから上がり、無料のシャワーを浴びましたが、ベタつきはながなか落ちず。なんとか塩分を流れ落とし着替えたあと、少し周辺を走ってみました。写真は少し離れたほとりですが、白い結晶が続いているのがわかりますでしょうか?そして不気味なほど透明で美しい湖水。 |
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通常の海の塩分濃度は3.4%。それに対し死海の濃度は約30%。1Lの水を蒸発させると湖面付近の水で300g弱、湖底に近い水なら470gの塩が撮れるそうです。後で知ったのですが、ここで人が溺れても沈むことはまずないのですが、傷が少しでもあったり、目に水が入っても激痛を感じ、ましてや飲んでしまうと浸透圧の関係で内臓に化学熱傷を起こし死に至るとのこと。 |
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人が歩いているのは、その部分が塩の結晶で中州のようなものになっているからです。ちなみに奥はヨルダン領。(この数日後、向こうも走ってみました。詳しくはここを参照) |
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死海の畔にて。遊泳には不適ですが、車はそのまま近づける場所はたくさんありました。この美しさ、静けさに反比例して水の中の化学成分のヤバさに不気味さを感じます。 |
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イスラエル側のビーチとして、エン・ボケック( עין בוקק Ein Bokek )に並ぶもう一つのビーチがエン・ゲディ(עין גדי .Ein Gedi)。水位低下に伴い、ビーチはかなり遠く小規模になっていましたが、スパリゾートやレストランなどは充実していました。「世界で最も低い場所だよ」なんてこんな看板もありました。 |
イスラエルの駐車事情 מצב חניה בישראל |
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さて車旅行に欠かせない「駐車場」の話題に振れますね。まず、大切なのが路肩の色。このように「赤と白のマーキングがある場所」は駐車禁止を示します。 |
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上と反対に、「青と白のマーキング」は、駐車可を示します。無料で路上駐車可能を示す場合もありますし、有料の場合もあります。 そうそう、もう一つ「黒と白」もあります。軍の施設や国境付近など特別な場合に使われる標識です(パレスチナ・ベツレヘムの紹介に少し載せました) |
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イスラエルの「駐車可能」の標識です。おなじみの P マークに、屋根らしい覆いがついているのが特徴です。 |
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路上にあるコイン駐車の標識と機械。 |
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使いかたはとても簡単。時間と料金が書いてありますので、自分が停めそうな時間を考えてコインを入れるだけ。機械には時計が内蔵されていますので、勝手に計算してくれます。ただし使用前に表示される時計の時刻と実際の時刻があっているのかを確認することが大切です。よく見るとドイツ・シーメンス社製です。 |
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1時間12イスラエルシュケル(360円)。この国なら、まぁこんなもんでしょう。 |