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車を借りたわけ |
アルゼンチンの誇る自然の驚異、 透き通る氷河が言葉にならないほど美しいロス・グラシアレス。そこを見るのに基本的に車は必要ありません。湖から氷河を見るためには船に乗りますし、船のツアーには拠点となる町、エル・カラファテからの送迎が付いているからです。でもここに3日も滞在していた自分は、「もっと別な角度から氷河を見たい」「すこし周辺のところも見たい」と思い、車を借りることを思い立ちました。幸い手元には運転免許もあるし、なんとかなるかな、とエルカラファテのホテルの受付嬢に聞くと「この時期はいっぱいかも。でもこの辺りにあるはずだから聞いてみて」と市内地図をくれました。確かにこの時期、レンタカーは出払っていて、4件目までは一切在庫がなかったのですが、5件目で「一台あるよ」と言ってくれました。突然でしたが、それを借りエルカラファテの周辺を存分にドライブしてきました。 |
感想 |
パタゴニアと呼ばれる地域は十分すぎる自然が残っていて、雄大過ぎる自然で有名なところです。そこを(わずかですが)、車で自由に走れたことは本当に良かったと思っています。特に国道40号線はアルゼンチンを南北に貫く、パタゴニア街道の基幹路線で、道路の周りに何もないのですが、その何もない加減が、やはり日本人には新鮮かつ強烈でした。 |
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これが、車を貸してくれたレンタル屋さん。でもWAGENってドイツ語だ・・。看板は英語だし。 |
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これが対応してくれたお兄さん。とても親切な方でした。(外にはいろいろな言葉で書いてありましたが、スペイン語しか話さない方でした) |
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さて、借り出したのがこの車。フォルクスワーゲンのGOL(ゴル)です。 |
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こんな雄大な景色の中を、疾走するのは本当に気分が良い! |
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「GOL?聞いたことないぞ」と思うでしょうが、これはあのVW「GOLF」の廉価版でブラジル設計車です。ブラジル国内および周辺各国で走っています。 |
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VWの中では最安値に属する車種です。見た目もあまり格好良くなく、正直日本では売れないと思いますが、走りは一品でした!。 |
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こんな変なタイヤを履いていても、直進走行性はすごく、しっかりまっすぐ進んでいきます。ステアリングの切れも良く、味付けとすればやはり、VWのGOLFとそっくりです。サスはやや硬い程度ですが「走りの良い欧州車」という性能にビックリです。 |
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これが国道40号線。どこまでも、どこまでもまっすぐで、何もありません。 |
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インパネの様子。シンプルかつ、ややチープですが、必要にして十分でしょう。 |
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メーター周りの様子。220kmまで刻んであります。見にくいけどタコメーターも付いています。 |
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VWのマーク付きのラジオ+CDデッキ。日本より音楽データのファイル化が進んでいる南米ではCDよりも、「SDカードスロットのみ」「USB端子のみ」という車載用mp3プレーヤーも多数見かけます。 |
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個人的に大好きな5速マニュアル。ドリンクホルダーが付いているのが衝撃的です。(10数年前までは、日本車以外、絶対にあり得ない装備でした) |
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お約束、エンジンをのぞいてみます。一見縦置きエンジンに見えましたが、気のせいです。1.4L Dohc 4気筒かな。 |
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よくよく見ると、やはりブラジル製。 |
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給油です。アルゼンチンにはYPFという、かつての国営企業があります。スペインのレプソルに買収されましたが、国が買い戻したとの話もあり、詳細は不明ですが、とにかくYPFのスタンドはどの街にもかなりの確率であります。 |
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フルサービスで丁寧な仕事のおじさん。愛想は悪いですが。 |
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プレミアムが80円/L、レギュラーと軽油が70円/Lという感じで日本より安い燃料代。でも物価水準からすれば日本とあまり変わらない印象あり。 |
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