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スペインを 爆走したい |
2020年の1月(コロナの直前)。ようやく、少しまとまって旅にでかける時間が取れたので、中東あたりを中心に訪れました。そしてせっかくならばヨーロッパも回ろうと思い、冬でも温暖なイベリア半島をめぐることにしました。一番安く、使いやすそうなフライトを探していたら、到着はバルセロナ。そして出発はマドリードで良い便がとれそうでしたのでそれを予約。ただし、例によってフライト予約だけはしてあるものの、宿も含めて現地での行動は動きながら考えるという、アバウトな計画を立てました。期間は1週間ほど。さて、どこに行こうか・・・。 |
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ルートは | バルセロナは様々な見どころがある街。まずはそこに行き、そのあとは・・・。一案として地中海沿いに走りフランス方面、またはアンドラ公国あたりへ行く。そして、サンディエゴ・デ・コンポステーラの巡礼路、または大西洋沿いに走り、マドリードへ・・、と考えました。しかし、冬という季節を考えて、やはり温暖な地中海沿いの方がいいかなぁ、ということで、第二案としてグラナダやセビリアやといった地方を回り、元気があればポルトガルに入り、そこからマドリードに戻るルートも考えました。結果的には第二案で、地中海沿いの温暖な地方を回ってきました。 |
車の選択 | 「自分の性格を考えて、絶対に移動距離はすごいものになってしまう・・・」と分かっていました。1週間という時間はあるものの、正直言って常人では考えられない距離を走りたくなってしまうことは自分が一番承知していました。そうなんです。自分の旅の目的として美しい街や心惹かれる文化財、おいしい食事も当然なのですが、「そこの場所を車で走りたい」「様々な風景の中を運転したい」というのも自分の要求なので、結果的にものすごい距離を走ることになります。しかも情勢不安な中東諸国とは違って先進国のスペイン。ここは高速道路網が完備している国ですので、なおさらです。 よって車種は、「超長距離を高速運転しても疲れない車がいいな」と考えました。そこでサイトを探していくと「SIXT」で、プレミアム車限定プランを見つけました。これは「メルセデスAクラス、BMW1シリーズ、アウディA3のどれか確定コース」のどれかになる、というものでした。最近は日本車も高速長距離移動してもかなり良くなりましたが、やはり上記ブランドのような車は少々料金が高くても、3ケタkm/hの高速運転を続けても疲労度は絶対に少ない、と考えこのプランを予約しました。少々料金はかかりましたが「疲労度が少ない=安全運転につながる」という言い訳のものとに自分を納得させ、BMWを借り、無事イベリア半島を爆走してきました。総走行距離は3000kmほどでした。 |
BMW 1 Series 120i (F20LCI) |
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ということで借りたのがこの車 |
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BMW 1シリーズ。120iです。 |
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二代目1シリーズF20型の後期モデル F20LCI |
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2019年末、日本にも次の1シリーズ、F40型がデリバリーされてきました。ただしこのモデルからFFになってしまいました。FRの1シリーズとなればこれが最終型です。BMWの2シリーズが出たときにたくさん走ってみて、BMWのFFでも走りはかなり良いことはわかっていましたが、やはり、やはりできることならFRにこだわってしまう古い人間です。 |
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F20型であっても前期に比べてフロントがしっかりし、3シリーズのような雰囲気になりました。 |
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5ドアハッチバック。後部座席は狭いですが、それなりに使いやすいパッケージだと思います。 |
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2L 直列4気筒DOHCターボ
最高出力(ps/rpm) 184/5,000 最大トルク(kgm/rpm)27.5/1,350-4,600 |
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車重1.4tはこのクラスにしては重いと思いますが、剛性が優れたボディを動かすためには必要にして十二分な出力です。軽やかに力強く加速するとてもいいエンジンです。 |
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ハンドル回りは、この世代のBMWらしい作り。必要なものがきちんとあるシンプルなつくりです。 |
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個人的にBMWの一番好きなところが、高速域での安定性です。それなりの速度域でも抜群の安定感と、直進走行性は、ものすごく素晴らしいと感じます。 |
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今回の車の楽しみはコレ。6速MTです。やっぱりいいですね! 久しぶりに確実に車を操っている感を楽しみました。まぁ、市街地の坂道路上駐車とかは少々面倒に感じましたが・・。 |
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ECO PROスイッチです。マニュアル車であっても、これをECO PROモードにするとエアコンや加速などいろいろなものが省エネモードになるらしいです。ちなみにインパネのインジケーターに「〇速にしなさい」と表示されます。これをSPORTに変えると、加速も良く、インパネ表示も出なくなります・・。 |
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MTなのにアイドリングストップがついていました。速度ゼロで、クラッチを踏むとエンジンが止まる仕組みでした。 |
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以前に比べると、少々使いやすくなったコマンダー。でも、ナビに目的地設定などは、やはり煩雑ですね。 |
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これがナビの入力画面。当たり前ですが、アルファベットの地名は日本語より入力文字数が多く面倒です・・。 |
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・・というわけで、目的地を丁寧に入れる元気があるときは純正ナビも併用しましたが、殆どはスマホ+海外モバイルルーターのセットで済ませてしまいました。。 |
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BMWなどのいわゆる外車のナビは・・。かなり進歩していますが、やはり日本車よりも使いにくいです。でも、自分のように広範囲を大きく動いている場合は、全体拡大図を本体で表示し、スマホで詳細な実際の道を表示させればミクロもマクロも同時に確認出来てとても便利だということに気づきました。 |
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純正ナビは現在地だけ表示させるだけでも、位置把握に役に立ちます。 |
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こんな感じで夜間でも、それなりに見やすい地図です。 |
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ナンバープレート。周りに枠が一切ないプラ製です。なんとなく物足りない気がするのは自分だけ? |
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1シリーズ最後のFR。後部座席の狭さを除けば、これはこれで非常によくできた車だと思います。 |
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大好きなBMWでイベリア半島を思う存分爆走してきました。 |
駐車場について Sobre estacionamiento |
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市内の路上駐車OKの標識。ただし有料ですので、なにかしらの方法で料金を払います。 |
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街中ではこんな駐車場を利用します。 |
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坂道での路上駐車。久しぶりにエンストしてしまいました。 |