だれが選んだのかは分かりませんが、「死ぬまでに一度は言ってみたい場所100選」の一つに選ばれているといわれるこの場所。全ての砂が透明な石英(クォーツ)でできている限りなく続く白い砂浜と（雨期には）青い水が織りなす姿は、この世のものとは思えない風景です。ブラジル国内の中でもなかなか、行きにくい場所ですが、訪れる価値は十分にあると思います。

通常はツアーを利用して行きます。サンパウロやリオ発着ツアーは勿論、最も近い大都会であるサンルイス発着のツアーも多数あり、日本人旅行者はそれらに参加する人がほとんどです。と言いますのも、サンルイスから起点となるバヘリーニャスまで半日ですが、バス以外の交通機関がありません。またバヘリーニャスに着いたとしても結局どこかのツアーに入らないと国立公園の中には入れません。というわけで、たいていの人は滞在1日〜2日間のツアーで訪れるようです。自分は、サンルイスに着いたとき、ホテルで紹介されたツアーがあまり良くなかったので、バヘリーニャスまでは、ローカルな公共のバスで行きました。少々面倒でしたが、それなりに快適で良い経験でした。
　バヘリーニャスの滞在は2日が基本。でも3日いると更に別な場所も見られてそれなりに価値はあります。自分は3日いましたが、景色的には3日目が一番良かったと感じました。（天気にも大きく左右されるので何とも言えませんが）

見渡す限りの白い砂。その周りの海と川と森。まさにここにしか無い風景。

基地になるバヘリーニャスという小さな街まで、サンルイスという大きな都市から400ｋｍ。ローカルバスでも半日かかります。そこから四駆にゆられて１時間。正直言ってアクセスは過酷です。

バヘリーニャスにはツアー会社が数社あって、行きさえすれば当日でも参加できます。ホテルもそれなりにあります。ただしブラジルの片田舎ですから英語の通用度は完全にゼロです。日本人以上にカタコトの英語も理解しないのが、一般のブラジル人ですので、ポルトガル語が分からない・・・という方はかなりの度胸が必要な街です。

アクセスは大変ですが、他では絶対に見られない風景ですので、可能ならば是非。アクセスが大変なので、飛行機が発着するサンルイスの町から2〜3日は必要と考えておきましょう。