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トラブル対処・解決法

 (ポルトガル・リスボンにて)

「旅にトラブルはつきもの」・・・。そんな言葉があるように旅にはある程度の危険がつきものです。そうでなければ「かわいい子に旅させろ」なんて言い方は出てこないですよね。ましてや、すべてを個人で手配し、自分で責任を負う個人旅行ならば、トラブルがないほうが不思議なほど。 でも、できることなら誰もが避けたいのが旅のトラブル。そんなトラブルを少しでも避ける方法を考えてみましょう。

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【トラブル回避の基本の基本】
病気と同じで「治療より予防」。つまりトラブルにあって後処理をするよりも、予防できるものなら事前対策でトラブル回避を目指しましょう。

・荷物の盗難予防
@場所に応じて持ち物を変える・・・当たり前ですが、治安の悪い貧民街に高級腕時計は必要ありませんし、真夏のビーチにおしゃれなハイヒールは不要なように、場所に合わせて持ちものを工夫しましょう。基本は「不要なものは持ち歩かない」「ねらわれそうなものは隠しておく」です。日本と同じ感覚で、立派なブランドバックや財布、最新スマホ、高級腕時計を常時持ち歩くのは大変滑稽な行為だと思います。自分なんかは、街歩きする場合は「全部盗られても大丈夫なもの」と割り切って動きます。おすすめは100円ショップのものの活用。治安の悪い場所を歩くときは財布もバックも腕時計も「いつ盗まれても問題ない」ものを中心に身に着けています。もちろん、どうしても代替えできないもの(自分でいえばカメラ類)は、できるだけ隠しておき、必要な時だけサッと取り出す、という感じにしています。

A空港、バスターミナルなどでの盗難予防・・・日本人はとにかく安全な国に慣れていますので、盗難への意識が低くて当たり前です。しかし、置き引き犯はそんな日本人は格好のターゲット。特に荷物を少し話した場所に置いてあるなんて「盗ってください」と言わんばかりの行為。例えば、空港ロビーで待つ場合は、「すべての荷物を目の前に置いておく」「必ず手を触れている」「同行者がいれば、同行者との間に置きつねにどちらかが手を触れている」程度の対策は必須でしょう。

A空港・飛行機にて・・・航空会社はしっかりした会社だから、飛行機に乗って荷物が盗まれるなんて絶対にない、なんてことはありません。空港内部で働いている方がつい盗んでしまう、なんてこともよくある話です。それを防ぐためにはまず「必ずネームタグをつける」ことが必要です。特に新しいスーツケースなど、ついそのまま持ってきてしまったりするのですが、ロストバゲージの際も絶対必要になりますし、仮に全く同じものがあった場合、自分のものという証明ができなくなりますdので絶対に必要です。おすすめは、プライバシー対応のネームタグ。普通のネームタグの上に、フタ?がついていて、ひと手間かけないと文字が読めないもの。遠くから勝手に名前を読み取られないように、という配慮です。100円ショップにあります。またスーツケースの場合「スーツケースベルト」を使うのも有効です。自分も最初は「なんでこんなもん必要なんだろう?」と思いましたが、空港内の作業中に内部を盗まれる危険性が低くなる、到着後のターンテーブルで見つけやすくなる、そして万が一旅の途中ですケースが鍵が壊れたときも、原型を保つ一助になるなど、数々のメリットがあり、常用するようになりました。そしてどうせ購入するなら、少々値段は上がりますが、鍵付き(できればアメリカTSAロック解除機能付き)のものが絶対にいいです。
Bホテルでの防犯対策・・・日本のホテルではありえませんし、すべてのホテルに当てはまるわけではありませんが、例えば連泊してホテル室内にスーツケースやバックパックを残していくことがありますよね。そんな時、国によってはルームサービスの方がつい、ということもあります。よって、少々面倒ですが、自分は連泊する場合でも、毎晩荷物の整理を行い、朝には部屋を整頓し、スーツケースやバックパックに鍵をかけて外出しています。また治安が怪しい国の場合は、細くて軽い金属チェーンを持参し、バックパック自体を何か動かないものに固定して鍵をかけたりしています。

・身体の安全確保
例えば、駅やバスターミナルの待合室に座って列車を待つ場合。特に大都会の大きな場所で、大きな荷物を抱え、いかにも旅行者という状態は、犯罪者の格好のターゲットになりやすいといいます。そんな時は座る場所を工夫しましょう。ポイントは@全体が見渡せる場所・・悪い人が近づいてきたり、それとなく気になる人がいたとしても、そんな動きが確認できるような、全体が見渡せる位置に座るのがいいです。人の目につきにくい奥まった場所などは、落ち着くにはいいかもしれませんが、治安の悪い土地にとっては、犯罪が起こりやすい席となり、危険です。
A背後から誰かが忍び寄ったり、荷物をひったくられたりしない場所・・・座っている場合、周りを監視しているわけにもいかないので、本を読んだり、スマホをいじったりしていますよね。そんなときが犯罪者のねらい目です。そして荷物を盗むために近寄るのですが、そんなとき、背後が開いているかがポイントになります。簡単に言えば、背後が壁の壁際の席が、安全性が高くなります。
Bいざという時、すぐに逃げられる場所・・・いかに全体を見渡したとしても、背後を確保したとしても、数人に囲まれ、荷物を取られるケースもあります。「これはまずいかも」と思った瞬間、すっと逃げられる場所がいいですね。出口や廊下に近い出入り口付近は、冬などは寒いかもしれませんが、安全性は高まります。

・ダメなところには近づかない
当たり前と言えば当たり前ですが、外国には「絶対に行ってはいけない場所」「やってはいけないこと」があります。多くの場合、その情報は何かの媒体には必ず出ているはずですので、それを絶対に守りましょう。たとえば
@スラム街に近寄らない・・・例えばブラジルにはファベーラ favela という貧民街があるのですが、ここは、絶対絶対行ってはならない場所、といわれています。現地の方、どなたに聞いても100%同じ答えが返ってくるのですが、「貧民街の様子をレポート」のような形で、日本人Youtuberが動画をあげる事例があるそうです。再生回数を稼げるかもしれませんが、緊張感を高めるだけげ、絶対に、絶対にダメな行為です。ちなみにそれを見た?かもしれない他の日本人Youtuberが、それと同様な貧民街からの動画を撮影しようとしましたが、襲撃されてしまった・・というニュースも見ました。とにかく「ダメ」ってものは「ダメ」だと思います。

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