ブラジルの車中でKaraoke


  • ブラジルで購入した液晶ディスプレイです(日本メーカーが良かったのですが、コスパを考えてこちらで一般的なSAMSUNG製)。普段はPCのモニターに使っていますが、TVチューナー入りの製品を買いましたので、外部からのビデオ入力にも対応しています。近所の家電店で日本円で2万円程度でした。

  • 固定方法をいろいろ考えましたが、輪ゴムをたくさんつなげた太いゴムをヘッドレストに固定することにしました。下部は・・・未固定です。完全平面の真っすぐな道路を走るので、これでとりあえず問題ありません。日本国内なら道交法に抵触しそうな設置方法ですが・・・。

  • 電源回り。シガレットライター部分のDC12V出力から、分岐ソケットを経て、繋がっている機器は①DC-ACコンバーターの先のwii本体、②DC-ACコンバーターの先の液晶モニター、③カーナビ(ちなみに2つ)、④ドライブレコーダーの5台です。電源容量はコンバーターが少し気になりますが、小型のものですので余裕で対応できます。ただし配線は写真の通りグチャグチャになります。


    DC12Vを3つに分けるこの三又ソケットがポイント。日本ならどこでも手に入るこれがブラジル国内になくて、結局日本から取り寄せました。


  • wii、つまり日本の機器を使うので日本のテーブルタップが必要になります。これはある程度の数、持参してきました。


  • wiiのカラオケソフト。USBマイク付きです。ちょこっと歌う分には十分でした。


  • 電源部分。

  • 音声はカ―ステのAUX端子に。wiiからの音声出力(赤白のRACピンジャック・ステレオ)を、アダプターとラインでつなぎ入力しました。


  • こんな感じにwiiが車内で動いていました。

ブラジルの車中でKaraoke

    【車の中でカラオケ?】

    そもそも、車でカラオケをする必要はありません。しかも自分も家族も別にそれほどカラオケ好きでもありませんので、自分自身でも「ここまでしなくても」と思うのですが、実験的な意味も含めて、やってみたかったので"ブラジルでの車内カラオケの実験"を紹介します。
    そもそもは、仕事上のブラジル赴任が決まり、荷造りをしていた時「自分のことだから、車が手に入れば絶対に長距離を走りたくなるよな」「でも、子どもが小さいから、車内で飽きるよな」「アニメのDVDは用意したけど、他になにかないかな?」とネットを徘徊していた時に「車内でカラオケ」という記事を見つけました。もちろん日本国内での記事でしたが、ゲーム機である任天堂wiiのカラオケソフトをエスティマのモニターを使ってカラオケをする、という企画でした。

    「これをやってみたら面白いかも・・・」と思いつつ、とりあえず、最低限必要なwiiとカラオケソフトを赴任の荷物の中に入れました。

     さて・・・。赴任当初はいろいろなことで手いっぱいで、とてもとても「車でカラオケ」なんて実験は忘れていたのですが、生活も慣れたころに「せっかくなら、あの実験をやってみよう」と思い立ったわけです。

    【必要な機器】

    ・wii本体+リモコン+リモコン受光アンテナ

    ・カラオケソフト+附属USBマイク

    ・電源コンバーター(DC12V-AC100V)

    ・液晶モニター(video入力端子付き)

    ・車電源(DV12V)分岐ソケット

    ・AUX端子付きカーステレオ

    ・3.5mmステレオミニ-RCAオーディオケーブル

    ・日本のコンセント対応テーブルタップ

    ・液晶モニターを固定するヒモ・ゴム

    本来はここに「モバイルルーター」または「テザリングができるタブレットかスマホ」があれば、ネット上から無数の曲を落としてくることができるのですが、なんといっても、主たる使用者が幼児のため、そこまでの欲求はなく、とりあえず内臓の曲で十分でした。

    【感想】

    とにかく、子ども達がまだカラオケをノリノリで歌う年齢に達しておらず、「ドラえもん」他数曲を歌うとそれで満足してしまう状態のため、実際には家族に不人気の企画でした。しかも準備に時間がかかり、3列シート車の真ん中列を占領してしまう割には、効果はいまいち、という感じでした。結局、実質2回ほど行っただけ。

     でもとりあえず、「ブラジルを走る自家用車の中でもカラオケができるぞ」と自己満足して終了・・・というおふざけ企画でした。