
トップ > ヨーロッパの世界遺産 > イタリアの世界遺産 > デル・モンテ城

南イタリアのバーリの近く。見通しの良いオリーブ畑を車で走っていると突如として現れるのがこれ、カステル・デル・モンテです。1229−49年にこの地方を治めていた皇帝フリードリッヒ2世が建造したものです。13世紀で「皇帝」とは、そう神聖ローマ帝国の皇帝を表しています。神聖ローマ帝国と言えば、プロシア、現在のドイツを中心とした国ですが、13世紀のその時代、権力がこんな南イタリアの片田舎にも押し寄せていたことが分かります。彼はその生活の大半を南イタリアで過ごし、200あまりの城を築いたとの話です。この城のモチーフは8角形。至る所に8にちなんだものが作られていますが、それ自体大変珍しいことです。
| 筆者の主観的評価 | ||
| オススメ度 | 奇妙な形の中にも調和がある城です。 |
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| 訪問のしやすさ | イタリア南部の田舎町。少々行きにくいですが、分かりやすい場所にあります。 |
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| 旅行環境整備 | のどかな農村風景の中にあります。それなりに旅行者も動けますが、少々不便なところです。 |
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| 総合評価 | イタリアらしい雰囲気の古城です。 |
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