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　カゼルタの18世紀の王宮と公園、ヴァンヴィテッリの水道橋とサン・レウチョ邸宅群
18th-Century Royal Palace at Caserta with the Park, the Aqueduct of Vanvitelli, and the San Leucio Complex

「世の中にこんな宮殿があるのかなぁ・・・」とつぶやいてしまうほど超巨大な宮殿です。イタリアのベルサイユと呼ばれるこのカゼルタの宮殿は、その名の通り、本当にヴェルサイユを模して作られたのだといいます。1752年。南イタリアを支配していたスペイン系ブルボン家のカルロス３世がヴェルサイユ宮殿とマドリードの王宮に対抗するために作らせた超巨大宮殿。最終的にはナポリの執務機能をここに移転し、都市国家を作ろうとしましたが、途中で計画は中断。現在は１８世紀の建築様式・庭園形式を今に伝える大切な博物館になっています。確かに外部から見るとなんの変哲もない四角い建物のように見えますが、内部は豪華絢爛、財を尽くしての装飾ぶりであす。ただし、資金が底をつき、完全に完成しないうちに政権が終わってしまったというおまけも付いいます。知名度が低いためでしょうか、イタリアの各地で見かける日本人もあまり訪れない場所みたいですが、ナポリから近いので、一見の価値はありますので、付近を訪れた際は是非足をのばして、訪れることをお勧めします。