スオメンリンナの城塞
Fortress of Suomenlinna
12世紀以来フィンランドはスウェーデンに支配されてきました。1721年,ロシアと戦争をして負けたスウェーデン人のフィンランド総督ブラヘは、ニースタードの和議でスウェーデンが獲得したフィンランド領の一部をロシアに割譲しました。1772年。スウェーデンはロシアへの新たな備えとしてヘルシンキ沖の小島にスヴェアボリ要塞と呼ばれる全長7.5kmの城壁を築きました。それがここの起源となっています。1809年にロシアに占領された時には、スヴィアポリ要塞と名を変えたが、フィンランド独立3年後の1920年、スオメリンナ要塞と改名。現在に至ります。ここはロシアの攻撃に備えるために18世紀に作られたフィンランド最初の本格的石造建造物としても有名です。4島からなりそれぞれは橋で結ばれている島々です。現在は数々の博物館があり、喫茶室やレストランも、船の修理ドックもあります。ヘルシンキの市場前からフェリーで簡単にいくことができるので、ちょっとした公園、という感じで利用されているようです。