オリンピアの遺跡
Archaeological Site of Olympia
ここオリンピアが、現在のオリンピックの発祥の地であることを知る人は多いでしょう。現在のオリンピックの聖火が、ここオリンピアの遺跡のヘラの神殿で太陽の火から採火されることも、毎回テレビ中継されるのでとても有名な話だと思います。話には聞いていましたが、2000年前のものとは思えないほど オリンピアの遺跡は広大で壮大です。ゼウス神に捧げる奉納試合として、各ポリスから代表者が短距離走、格闘技、競馬、レスリング、円盤投げ、やり投げなど様々な競技を行った跡が今も、ありありと残されています。世界の七不思議の一つ、巨大なゼウス像が建てられていたのもここの神殿内でした。しかし、今現在のオリンピアの街は人口1000人未満のとても小さな町です。ここに至る公共交通機関はバス以外にありませんが、自分で車を運転してきた私は、あまりにも細く曲がっている道が続くので、途中で「ホントにここでいいのかなぁ?」と何度も思ってしまいました。