デルフィの遺跡
Archaeological Site of Delphi
コリントス山を見下ろす、パルナッソスサン中腹にある古代世界の聖域です。紀元前4世紀より太陽神アポロンから神託を授かる場所として各地の富と文化が交流した都市国家遺跡です。イタリアなどの遺跡とは違い、紀元前の非常に古い、しかし保存状態も良い驚異の遺跡といっても良いでしょう。紀元前6世紀にはその名は古代世界全体にとどろき、その影響力は国家の衰退まで左右するほどだったと伝えられています。パルナッソス山中に残るこの遺跡には2000年以上たった現在でも、神託を授かったアポロン神殿だけでなく、劇場、競技場までしっかり残り、当時の隆盛を今に伝えています。