パリのセーヌ河岸
Paris, Banks of the Seine
前から不思議に思っていた事なのですが、どうして日本人はフランスの悪口を言わないのでしょう。例えば、以前には周辺諸国の反対を押し切って核実験をしたり、どちらかというと日本人を避けるような商売をしたりする商店もあるのに、公然と、フランスの、そしてパリの悪口を聞いたことがないのは不思議なことです。確かに、(失礼ながら)頭でっかちで料理もおいしくないイギリスとかに比べると、料理の文化も芸術も他の追随を許さないほど有利にあるのは事実だとおもいますが、それにしても不思議です。しかし、パリをゆっくり歩いていると、多くの日本人が惹かれる理由もわかる気がしました。ナポレオンや、マリーアントワネット、ブルボン王朝の香りのする街並みには、限りない美しさと何とも言えない楽しさ、そして歴史の重さを感じてしまいます。そしてそのパリの中心部を流れるのがセーヌ。セーヌなしではバリは語れず、だと思ってしまいます。