フォンテンブローの宮殿と庭園
Palace and Park of Fontainebleau
パリ郊外、イルド・フランス。ここにある広大な庭園は12世紀から王家の狩猟地として整備されてきました。大都会パリから少し離れたこの地は、野生生物も適度にいて、格好の狩りの場でした。そこに建てられたたこの宮殿にはフランスの歴史が凝縮されています。「フランスの歴史を知るには、どんな書物よりもこの、フォンテ−ヌブローを訪れた方がいい」、とアトール・フランスの言葉にあるとおり、ここには中世封建時代のカぺー王朝から、ナポレオン3世の時代までの王族の歴史が詰まっています。建物だけでも中世から18世紀末までの様々な建築様式をそこに見ることができますし、広大な庭を見るにつれ、フランス王朝の華麗なる時期を垣間見ることができます。