アミアン大聖堂
Amiens Cathedral
ピカルディ地方の古都アミアンにあるゴシック形式のフランス最大の大聖堂がこれ、アミアンの大聖堂です。一見するとパリのシテ島にあるノートルダム寺院と同じ印象を受けます。確かにこれも正式名称はノートルダムという同名を持つ聖堂です。というのも、ノートルダムとは「私たちの貴婦人(聖母マリア)」の意味で、特定の建物のなではないからです。しかし、こちらの方が確実に立派で規模も大きいと感じます。パリのものは中央のバラ窓が入り口アーチのすぐ上にありますが、がアミアンのは「諸王のギャラリー」という王たちの彫刻の列が並んでいます。1218年頃、落雷で炎上しましたが、1288年には現在の姿で再建されたということです。68年という、とても短期間で完成した理由は、今で言うプレハブ工法、つまり屋内で石材を加工し、現地では組み立てるだけ、という方法をとったからだと言われています。フランボワイヤラン様式の代表と言われるここアミアン大聖堂はその壮麗な建物と、彫刻群により1981年に世界遺産に指定されました。