テルチ歴史地区
Historic Centre of Telc
「モラビアの真珠」とも称されるとても美しい町、テルチ。人口僅か7000人の小さな町ですが、中世の風景そのままの街並みが残っています。まるで映画のセットか、テーマパークのようです。というのも16世紀の大火事のあと、丁寧に再建されたからです。こここの起源は1099年、モラビアの王子オッタ2世が、この地でボヘミアのブジェティスラウ王を破ったのが最初と言われています。その後フラデツ家、スラヴァタ家、そしてリヒテンシュタイン家と統治者が変わっていきましたが、そのたびに新しい様式が少しずつ入ってきて現在のような街並みが完成しました。チェコの街並みは、どこに行っても心落ち着く穏やかで可愛いものが多いのですが、ここもその一つです。