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黒海に付きだしたほんの小さな半島。それがネセバルです。ブルガスから35km、ヴァルナから100kmの所にあります。長さ400mの自然の堤防によって本土とつながれたこの半島は古くから自然の要塞として争奪戦に遭ってきました。最古の居住者は2000年前のトラキア人とされています。紀元前5世紀にはギリシャ人に、紀元前1世紀からはローマ帝国に、5世紀にはビザンティン帝国に支配されてきました。ネセバルという現在の名前になったのは、812年。第一次スラブ・ブルガリア帝国を率いたハン・クルムが名付けたとされています。その後1453年にオスマン帝国に征服されたが、寛容な政策をとったためキリスト教の教会群が破壊されずに現在まで残されています。現在は、ちょっとした史跡付きのビーチリゾートになっています。夏場ともなれば周辺のリゾートホテルは大にぎわい。本土側の海岸(サニービーチ)では夜を徹してお祭り騒ぎが行わます。かつての争奪戦はどこへやら、ではありますが、それが平和の証でもあるといえましょう。
筆者の主観的評価 | ||
オススメ度 | ||
訪問のしやすさ | ||
旅行環境整備 | ||
総合評価 |