トップ > アジアの世界遺産 > 中国の世界遺産 > 天壇:北京の皇帝の廟壇
北京市の中心部。天安門広場よりもさらに北に行ったところに広大な公園があります。この明・清の王朝の皇帝が、五穀豊穣を祈り、天を奉ったところです。もともと1420年に天地壇として作られたのですが、1530年に故宮の北に地壇、東西に日壇、月壇が作られたため、ここの名称が変わり、天壇となりました。中心となる建物は高さ38メートル、直径30メートルの三層の屋根を持つ円形の祈年殿です。1889年に消失してしまいましたが、1970年に修復され壮麗な姿を見せていましたが、なんと2005年夏にも修復工事を行っていました。ですから、その威容は防護ネットの奥で見られず残念至極でした。