アルタのロック・アート
Rock Art of Alta
ノルウェーの北極圏にある小さな町アルタ。ヨーロッパ大陸の最北端も近いその街に、6000年前の岩絵が発見されたのは1973年のことです。一見、ただの子どもの落書きのようにも見えますが、北極圏のこの地に、6000年以上も前に人類がいたこと、そしてその人々の生活が分かる絵が残されていたことは、驚異に値します。絵をよく見てみると、花崗岩に輪郭を彫り込んでその上に顔料が乗っていることが分かります。そかもその内容が凄い。トナカイなどの野生動物はもちろん、漁をする人々、そして祈りをする人々までが描かれています。生き生きとしたその表情からは遊興の時間を過ぎ去っても尚、躍動的な北欧の先史時代の人々の息づかいが伝わってくる気がします。
アルタの岩絵とは |
ノルウェー最北部、フィンマルク県(Finnmark)のアルタ(Alta)にある先史時代の岩に書かれた絵のことです。紀元前4000年〜500年ごろの作品と言われ、トナカイやクマなど、極地方特有の動物などが描かれている花崗岩群のことです。 |
実際に行ってみると |
実は自分は「ヨーロッパ最北端」と言われるノールカップ岬を目指してこの地を訪れました。その時、「そういえばここら辺に岩絵があったな」という不純な動機でここを訪れました。5000点以上の岩絵が残り、博物館もある、ということでしたのでそれなりに期待していきましたが、なんと言っても、どこまで行っても何もないスカンジナビア半島の先端部分です。それなりの博物館がありましたが、岩絵自体は「それだけ前の時代に・・・・。こんなところに・・・・」という感慨はありましたが、正直自分には・・・・・でした。しかし、人類の営みの記録としては非常に貴重なものにも思えました。 |
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【アルタのロック・アート
Rock Art of Alta】
こんな感じの絵が多数描かれています。 |
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【アルタのロック・アート
Rock Art of Alta】
人、動物、狩猟の場面でしょうか? |
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【アルタのロック・アート
Rock Art of Alta】
岩の陰にも絵がありました。 |
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【アルタのロック・アート
Rock Art of Alta】
こんな遊歩道が付いていて見学できます。遊歩道の総延長は100mほど。 |
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【アルタのロック・アート
Rock Art of Alta】
動物とそれを狩っていた人々の姿が生き生きと描かれています。 |
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【アルタのロック・アート
Rock Art of Alta】
世界遺産なので当たり前ですが、こんなところにマークが・・・。 |
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【アルタのロック・アート
Rock Art of Alta】
とにかく大自然が残っているところです。 |
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【アルタのロック・アート
Rock Art of Alta】
アルタを通るE6号線の様子。こんな道がつづいています。 |
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【アルタのロック・アート
Rock Art of Alta】
道路はしっかりしており、快適なドライブでした。ただし、あまりにもものがないため、ガソリンや食料、宿泊地の計画はある程度建てていく必要があります。 |
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【アルタのロック・アート
Rock Art of Alta】
「E6号線を行くとアルタ」書かれている非常に大切な交差点での標識。ここを間違えると数百キロもどることになります。 |
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【アルタのロック・アート
Rock Art of Alta】
とにかく雄大な風景に圧倒されました。現代ですらそうなのですから、岩絵の描かれた先史時代はどんな風景だったのかと考えてしまいます。 |