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バルト三国の首都の中で唯一内陸にある町です。古い建物が並ぶタリン、活気に満ちるリガに対し、ここは深い緑を持つ、静かな穏やかな町です。ドイツ商人の影響を受けずに発展した町なので、他の二つの町のように天をつく尖塔は一つもありません。この町が歴史に登場するのは1323年、ゲディミナス大公がローマ法王に宛てた手紙にその名が記されているのが最初だと言われています。そのあと、ポーランドの占領下に置かれ、二度の大戦も結果的に支配は続いきました。そして大戦後。ソビエト連邦の一共和国として暗黒の時代を迎えます。独立運動を何度も起こしますが、ソビエトの軍事力には太刀打ちできません。しかし対抗する激しい情熱を見せ続けてきました。そしてソ連の崩壊を迎え、ここは名実共に独立国となりました。現在、町を一望するケディミナス塔に翻るリトアニア国旗に、苦難と平和をしみじみと感じてしまいます。
筆者の主観的評価 | ||
オススメ度 | 旧ソビエト連邦に属していながらも、独特の文化を密かに守り続けたバルト諸国の一つだけあって、たくさんの魅力があります。 | |
訪問のしやすさ | ヨーロッパのどこかの国を経由して飛行機か列車、バスで訪れます。まだまだ日本からは訪問しにくいですね。 | |
旅行環境整備 | 旧共産圏なので西欧のようにはいきません。でも順次整備されていっているようです。 | |
総合評価 | ポーランドの隣ですので、行く気になれば比較的簡単に訪れることができます。独自の文化を体験しに是非。 |