イースター島の位置

イースター島の位置
西経 109度26分10秒
南緯  27度9分30秒

「地球で最も遠い島」という言葉があるくらいまさに絶海の孤島と言えるイースター島。南米大陸から3700km、タヒチからも4000km以上離れている。イースター島は面積1億6000万平方キロメートルもある地球上で最も広い海である太平洋の「ポリネシア」と呼ばれる地域に属している。ポリネシアとは、太平洋の中央から南太平洋に広がる広大な三角形の海域で、千数百あまりの島がひしめいている地域である。特にハワイ、ニュージーランド、イースターを結んだ三角形を「ポリネシアの三角」と呼んでいる。ポリネシアとは「多く(ポリス)の島(ネソス)」というギリシャ語から来ているという(かつて日本語では「波里万里(ぽりねしあ)」と書いたらしい)。上の図で、ポリネシアの端にあるのが、ラパヌイ、つまりイースター島である。ちなみにミクロネシアとはギリシア語の「小さい」を意味するミクリトから来ている。つまり「小さい島々」という意味になる。メラニシアは「黒い(メラス)、島(ネソス)」つまり、肌が黒い人々が暮らす島、という意味になる。これらの島々には様々な民族が様々な文化を持って生活している。中には「ティフワナコにある跪座像」「ヌク・ヒヴァ島のティキ神の小像」の様にイースター島のモアイ・トゥリトゥリに似た像も多く、時には「ムー大陸伝説」の根拠にもなった。