アラ オ テ モアイ
(ARA O TE MOAI)

南海岸をトラガリキ方向に進むと、海と反対方向に下のような看板がある。小さな矢印が見えるのでその方向に目をやると、うつぶせに倒れているモアイが一つ。もしかするとこれを指しているわけではないのかもしれないが、看板からいうと、このモアイしかあり得ない。どの文献を探してもここに触れていないのでなおさら自信はない・・・。


道路沿いにある看板

トンガリキ、ラノララクに向かう道沿いにたっているので、ゆっくり見ていけば必ず見つかるのがこの看板。高さ1m、幅50cm程度である。


うつぶせに倒れているモアイ


よく見なければ、モアイだとは気が付かない。大きなタダの岩が、道から20mほど山沿いに入った草原に倒れているからである。ただし近づいてみれば確かにこれがモアイだと分かる。知名度はゼロのモアイだが、こういう姿で倒れているものは無いため、非常に印象深いモアイである。倒され方は顔をうつぶせに、つまり眼を下にされているという他のモアイと同様の方法である。一番不可解なのは、近くにアフらしいものはないことである。。あるとすれば海岸沿いにあるアフオネマキヒのアフが一番近いかもしれないが、数百メートルは離れている。なぜ、ここに倒れているのか、だれが、何のために運んだのか・・・。モアイは何も語らない。