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数年前は世界遺産関連書籍と言っても数冊あるだけでした。しかし、現在はかなりの数、そして質の書籍が出版されるようになりました。ここではその代表的なものを紹介します。作者は遊び好きですが、同時に本好きで月2万は書籍につぎ込みます。その私から見た独断の解説を入れてあります。 |
「ユネスコ世界遺産」全12巻 監修ユネスコ世界遺産センター 講談社(1997) 一冊\5631 講談社創業90周年+ユネスコ創設50周年共同企画の豪華本。美しい写真の数々、詳しい解説、百科事典サイズ、オールカラー豪華装丁300ページは絶対に買って損はしないと思います。ただし、1997年刊で、登録サイトが440と現在の2/3しかありません。全部で7万円を超える値段もやはりきついものがあります。 |
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「地球紀行」 世界遺産の旅 小学館(1999) \3800 はっきり言って、値段も安く質・量ともに日本で一番世界遺産関連情報が端的にまとめられている本です。「世界遺産チェックリスト」なんてまさにworld Heritageオタク垂涎もののオマケ付き。ただし現在となってはデータが多少古く、改訂版の早期出版が待たれるが、小学館は「世界豪華列車」「美術館」など他分野をシリーズ化しています。 |
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「地球紀行」 世界遺産の旅 新登録の世界遺産 小学館(2000) \467 上記の2000年追加版。 |
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週刊ユネスコ 世界遺産 講談社(2000〜) \533 講談社が手がける写真週刊読本。正直言ってページは少なく、内容も厳選されていますが、概要を知るには最適です。最近、アンコール刊行されています。 |
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世界遺産7つの旅 小学館(2002) \2095 「世界遺産の旅」に気をよくした小学館が、続けて出した写真+解説本です。掲載されているサイトは82カ所だけですが、その分内容は充実しています。写真も美しく、お薦めの一冊。 |
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世界遺産ふしぎ探検大図鑑 小学館(2001) \4190 子ども向けの解説書。がんばっている小学館だけあって各種サイトをわかりやすい写真とイラストで丁寧に解説。子ども用と侮る無かれ、大人が見てもなかなか楽しい内容になっています。どなたにもお薦め。(少々高いですが) |
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世界遺産年報2001 (社)日本ユネスコ協会連盟編(2001) \1000 日本で唯一と言っても良い公式書籍です。世界遺産の意義・決め方の解説や沖縄や危機にさらされているサイトの特集そして、リストやマップなど、大変充実した内容です。世界遺産初心者から詳しい人まで満足できる内容で、どなたにもお薦めの一冊です。 |
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世界遺産データ・ブック シンクタンクせとうち (2000) \2000 古くから世界遺産関係の出版をしているシンクタンクせとうちからは多数の本が出ています。世界遺産書籍のパイオニア的存在の会社です。大手出版社が「世界遺産」に手がけないうちは唯一の情報源でしたが、現在は写真も少なく、モノクロテキスト主体のこれらのシリーズは、研究者にはとても楽しいですが・・・。 |
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世界遺産の雑学事典 萩野洋一著 日本実業出版社(2001) \1300 同社の「おもしろくてためになるシリーズ」の一つ。作者には申し訳いですが個人的には疑問を感じる内容が多いです。例えば「イースター島東部にあるトンガリキにあるモアイは倒れているものも多い」と書いてありますが、実際は島全てのモアイが倒されているという事実があって、ごく一部が復元されているにすぎない等、他にも作者が勝手に決めつけている表現もあって、大いなる「?」を感じてしまう本です。 |
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「地球の記憶」 世界遺産を旅する 近畿日本ツーリスト (1997) \1800 世界遺産がこれほどメジャーでは無い頃からあったシリーズ。だから近年の新登録サイトは非掲載です。写真も古かったりするが、ちょっとしたガイドとして使うなら最適。 |
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「旅の森」 日本の世界遺産 昭文社(2000) \1524 さすが地図の昭文社だけあって、日本の世界遺産をまわるならこれ一冊で十分といえる内容です。アクセスだけでなく、サイトの解説も細かく、是非お薦めの一冊。 |
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世界遺産厳選55 世界遺産を旅する会・編 小学館文庫(2000) \638 小学館「世界遺産文庫シリーズ」の一つ。文庫本と侮る無かれ、カラーページがふんだんに使われていて見ているだけで楽しい。 |
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世界遺産行ってみたい55 世界遺産を旅する会・編 小学館文庫(2000) \638 上と下と同じシリーズ。小学館は世界遺産は後発組だけあって、写真が一番正確できれい。上下と重ならないように、わりとメジャーなサイトを55紹介しています。 |
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世界遺産太鼓判55 世界遺産を旅する会・編 小学館文庫(2000) \638 上の2つと同じシリーズ。マラムレッシュの木造教会やカイルアンなど、やや通好みのサイトを紹介しています。上と同じく取材が新しいらしく、写真が現在の様子であり、美しいです。 |
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不思議歴史館 「世界遺産」其ノ1〜7 歴史の謎研究会・編 青春文庫(2000〜) \514〜\524 其ノ一から始まり、現在其ノ七まで出ているシリーズ。写真は少な目、あってもモノクロですが読み応え十分。様々なエピソード、視点からそのサイトを解説しています。はじめは取っつきにくいかもしれませんがよく調べ、書いている様子がうかがえます。お薦めのシリーズ。 |
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世界遺産の歩き方 グローバル倶楽部・編 KKベストセラーズ(2001) \648 写真は少な目に、主なサイトの概要を簡潔にまとめてあります。上の「おもしろくて・・」シリーズと内容的に似ていなくもないですが、こちらの方が学術的に正しい事が書いてあります。概略を知りたい人にお勧め。 |
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世界遺産ミステリー紀行 平川陽一著 KKベストセラーズ(2001) \571 jマチュピチュ、イースター島、ストーンヘンジなど14の古代建築の謎に迫っています。14中8カ所の現地を訪れている私から言わせてもらうと「概略はつかめているけど、ツメが甘いな」と感じます。特にそのサイトの最新の発見や解釈に疎い気がします。 |