タリン駅
旧ソビエト連邦は国内交通手段として、鉄道網の充実を図った。結果としてここエストニアにも立派な鉄道網がしかれている。しかし、政情不安、財政不足などにより、現状を維持していくのがやっとで、残念ながら旅行者には使いにくい移動手段になってしまっている。
タリン駅全景。首都の駅だけあって堂々としている。ただし、ホームは6本ほどしかない。
旧ソビエト規格の車両達。「シベリア鉄道の規格」と言えば分かりやすいかも。とにかく大きく、重く、格好悪くできているが実はとても快適な車両である。
タリン近郊は電化されているので電車が走っている。ただし、この列車も一時間に何本出るか、という感じである。
タリン駅を出てきたところ。
上で「旅行者は使いにくい移動手段」と書いたが、ソビエト政権下を思えばこんな所を撮影できるのも(社会主義国家では鉄道駅、空港、大きな橋などは全て撮影禁止。所により立ち入り禁止)夢のようである。いや、もっと言うと日本人がこの地にビザなしで入国でき、自由に移動できるというのも本当に画期的なことである。平和で安定した社会の素晴らしさを身にしみて感じる。