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ラパ・ヌイ国立公園 Rapa Nui National Park パパ バカ PAPA VAKA    

パパ バカ PAPA VAKA

イースター島には様々な岩絵が残されています。ここパパバカもその一つ。パパとはラパヌイ語で「岩」、バカは「カヌー」を意味します。アナケナから、ラノララクに向かう未舗装道路の途中にここ パパバカはあります。テピトクラからラノララク方面に1kmほど行った道路沿いの右側です。僅か数十平方メートルほどの場所ですが、ここには、古代イースター人の漁業への祈りが込められています。
この解説版は丁寧にもスペイン語と英語で書かれていましたので全文を書き出してみました。
[The designs on this rock panel(papa):canoes(vaka).
fishhooks(mangai,turtles(honu)are related to fishing control and ferility by the local clan. There are also water basins(taheta)and tool sharpening depressions.The site includes other panels with tuna fish(kahi).shark(mango).octopus(heke).garden enclosures(manaval).chicken house(hare moa).earth oven(ume pae) and refuge cave(anakionga). The rock panel and structures are very fragil. Please help us to take care of this art. Dont step on norscratch designs.]
(要約)このカヌーや、釣り針、ウミガメの岩絵は、ここの部族が大漁を願って描いたものである。ここにはそのほかに水を貯めておいた跡や、道具を研磨した跡も残っている。ここの遺跡には、この他にもマグロや、サメ、タコや、庭を囲む柵、鶏小屋や野外かまどそして避難用洞窟なども描かれている。これらの岩絵は大変壊れやすいので、歩いたり、傷つけたりしてはいけません。
【パパ バカ PAPA VAKA】
これも何と言えないのがつらいのですが、魚の頭のようなものが見えます。
【魚のようにも見えますが・・・ 】
ちょっと魚のようにも見えるがはっきりと何と言えません。しかし、これを書いた古代イースター人の息づかい、祈りの気持ちが伝わってくるほのぼのした絵です。

 

 

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