アフ テ ピト クラ
(AHU TE PITO KURA)

イースター島の謎、というと人はモアイやロンゴロンゴを思い出すかも知れないが、ここにテピトクラという謎も存在する。テピトクラと呼ばれるアフと、オブジェがあるのである。島の言葉で「光のヘソ」と言う意味だが、別名は「地球のヘソ」という意味になる。つまり、イースター人達はここが大陸から離れている絶海の孤島であることを知っていた、という解釈も出きる。


道沿いではないので一見分かりにくい

ハンガロアからナウナウまでの舗装道路をかっ飛ばしてきて、ナウナウに付く直前の交差点(というか分岐点)をラノララク方面、つまり未舗装道路側に向かって100m進むと海に向かう道が出てくる。「なんじゃこの道は」と50mほど進むとこの看板と駐車スペースらしき広場がある。モアイはここかに500mほど行った海岸沿いである。


巨大なモアイと巨大なプカオ

イースター島を通してアフ(モアイを立てる祭壇)まで運ばれたモアイの中で最大のものがこれである。でっかい。本当に大きなモアイとプカオである。アフトンガリキのものも大きいが、ここのはそれよりも二まわりほど大きい気がする。プカオも立派である。


こんな大きなものをどうやって運んできたのか

高さ8m、体重80tものモアイをどうやって立てたのか、そもそもどうやってここまで運んだのか謎は深まるばかり。島の伝説では「モアイは一人で歩いていった」とあるらしい。「まさか、そんなことはあるめぇ」と思うが、案外それが運び方のヒントになっているかも知れない。


「世界のへそ」

「テピトクラ」光のヘソと呼ばれる丸い石である。これがイースターの「へそ」らしいが、どのような意味を持っていたのか、そしてどのような儀式が行われていたのかについては謎だという。


「世界のへそ」は直径80cmほど

別名「テビトウオヘヌア」・・地球のヘソと呼ばれるこの石は直径80cmほど。周りの石垣は直径3m、高さ50cmほどのものである。冒頭にも書いたが、これが地球のヘソだとすると、古代イースター人は自分たちと、そして別の世界とが違うことを知っていたという解釈もできる。たまたま「地球=イースター島」と考えていたとしても、なぜ「光のヘソ」と名付けたのだろうか? なぞは深まるばかり。


すごく大きいぞ

人物のとの比較。ちょっと分かりにくいアングルだが、ものすごい長さのモアイである厚さは大したことが無く、数mの厚さしかない。